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練習終わりにヨンホにたまたま会ったから、セフンと3人で一緒にご飯に行くことにした。
YH「Aってアメリカの血入ってたの？知らなかったんだけど」
「あれ、言ってなかったっけ？英語も普通に喋れるよ、お父さん英語喋るし」
SE「何気に頭良いしね、Aって」
「語学だけね」
SE「とりあえず否定しろよ」
YH「あー、なんかこの感じ懐かしい。練習生の時以来だね」
私ともセフンとも仲の良かったヨンホが私たちを繋いでくれた。それから、ご飯に行ったり一緒に練習したりと一緒に過ごすことも多かった。
まさか3人ともEXOの候補生に選ばれるとは思ってなかったから、あの時は本当にびっくりした。
3人で一緒に舞台に立つことは出来なかったけど、これから一緒の舞台に立つことは出来る。きっとその機会はいくらでもある。
「懐かしいね、先生とかジュンミョンオッパに隠れてお菓子食べたりしたもんね」
SE「そんなこともあった」
YH「今のAからじゃ考えられない」
「そんなことないよ、お菓子は結構食べる」
SE「でもAって体型変わらないね」
YH「腹筋割れてるしね」
「頑張って維持してるからね。でもEXOの衣装だと見せるときないからさ、私服でちょっと見せるしかないんだよね」
男と女で線の細さが違うことを隠せるようにちょっとだぼついた服だとか、履いてもスキニーくらいだった。前回の活動はTシャツにジャケット姿も多かったし。
YH「でも、私服で見せると言われるんでしょ」
「そう。小姑みたい」
誰とは言わないけど、リーダーとか同い年の奴とか大型犬とか。うるさいんだ。今ここにいる人もたまに言ってくる。
「ボアオンニにお姫様扱いされるんだよ、私」
YH「そりゃあEXOのお姫様じゃん、どう見ても。ねえヒョン」
SE「まあね〜大事なエジョン姫」
セフンの口からエジョン姫なんて言葉が出てくるとは思わなくて、ぞわっとした。
「…今すごい鳥肌が立った」
SE「失礼だなぁ」
「セフン王子」
SE「…おぇ」
「ヤー！私の反応よりひどい！」
まあまあ、と宥めるヨンホ。
あの頃から5年が経つけど、私たちの関係は心地いいくらいに何も変わっていなかった。
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作者名：ゆーりんご | 作成日時：2018年5月15日 16時
