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私は携帯とにらめっこをしていた。
画面に表示されているのは、ルハンオッパの電話番号。あとはボタン一つで電話をかけられるんだけど。
「なんて言おう…」
第一声に悩んで、なかなかかけられずにいた。
久しぶりって言う？それとも、ごめんなさい？いや、それとも…
KA「Aー」
「何勝手に入ってきてんの？！」
KA「鍵はちゃんと締めとけよ。いくらセキュリティ良いからってもしもの事があったらどうすんだよ」
ぶつぶつとそんなことを言いながら上がってくるジョンイン。
「何かあった？」
KA「ヒョン達がゲーム始めたからこっちで寝ようと思って」
「ゲストハウスじゃないんだけど」
KA「それより何してんの、携帯の前に正座して」
携帯の画面を見て、私の顔を見て、また携帯の画面を見る。
KA「……本当に何してんの？」
「タオに連絡先もらったんだけど、なんてかけようか悩んでるの」
KA「そんなの成り行きじゃん、久しぶり〜でいいんだよ」
「いいのかな？」
KA「いいよ、ヒョンはAの声が聞けただけで喜ぶでしょ」
そうなのかな？うーん、もういいや、かけちゃえ！
ジョンインに電話を聞かれるのが恥ずかしくて、作業室に入って電話をかける。
LH「もしもし、A？」
「る、ルハンオッパ…？」
LH「やっと電話くれた〜、俺待ってたんだけど？」
「えっへへー」
なんてかけようか悩んでました、なんてことは言わないでおこう。
LH「元気にしてる？中国語ちょっとはできるようになった？」
〈中国語勉強した！上手でしょ？〉
LH〈急に上手くなってるじゃん、すごいな〉
〈ふふ、頑張ったの。もうだいぶ喋れるようになったよ〉
LH〈そっかー、Aも成長したんだな〉
〈当たり前でしょ、いくつだと思ってんの…〉
LH〈高３〉
〈ルーグー？〉
ごめんごめん、と電話の向こうで笑うルハンオッパは元気そうだ。
LH〈…またAに会いに行くから、絶対に〉
〈日本に来てよ、私が向こうにいる時に。そしたら会いやすいよ〉
LH〈無茶言うなよ〉
〈ファングーも元気かなあ〉
LH〈元気そうだよ。だから心配するな、今は自分の事考えなさい〉
〈ありがとうグーグ〉
じゃあまたね、そう言って電話は切れた。
何故だか私の目には涙が滲んでいた。
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ゆーりんご(プロフ) - 華雪さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします^_^ (2018年5月16日 10時) (
レス) id: c60f280b6e (このIDを非表示/違反報告)
ゆーりんご(プロフ) - まめ太さん» ありがとうございます！！続編もよろしくお願いします〜 (2018年5月16日 10時) (レス) id: c60f280b6e (このIDを非表示/違反報告)
華雪(プロフ) - すごく面白かったです(o^^o)更新楽しみにしてます！ (2018年5月10日 23時) (レス) id: 7283c08e2d (このIDを非表示/違反報告)
まめ太 - わぁ、待ってました！とても面白かったので嬉しいです！！ (2018年3月8日 1時) (レス) id: aef95dad1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーりんご | 作成日時：2018年2月3日 18時
