NO.５２ ページ5
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『お前らもう遅いから寝ろ。明日起きれなくなるぞー。』
時刻は23時30分、緑谷は眠いのかこくりこくりと船を漕いでいる。そんな緑谷の頬を叩き起こしてやる。
『トシ、緑谷俺の部屋まで案内してやれ。』
「ん。Aくんは？」
『キリのいいところで終わるよ。』
おやすみ。そう言い笑いAは書類と向き合った。緑谷の背を押しながらリビングを出、部屋に案内する。
「ん、緑谷少年ここで寝てね。隣は私の部屋だから何かあったら来ていいよ。」
「はい…。あの、クラージュは…？」
「まだ仕事してる。」
おやすみ。そう言いオールマイトはAの部屋から出て行った。緑谷も少し戸惑いながらベッドに潜った。ふわりと感じる柑橘系の混じった香水の匂いが鼻に広がる。
「(あ…クラージュの匂い……。)」
眠気に耐えられず、瞼を閉じた。
＊＊＊
翌朝、緑谷はふと目が覚めた。時刻は6時30分、いつも目覚める時間。少しの間ぼうっとしていると、少しずつ錯覚していく。見慣れない景色に一瞬戸惑ったが、昨日の事を思い出しおずおずといった様子でベッドから降り部屋を出た。
リビングに繋がる扉を開けると、そこには既に起きているオールマイトとAがいた。オールマイトはキッチンで朝食を作っており、Aはコーヒー片手に新聞を読んでいた。緑谷の気配に気づいたのか、Aは新聞から目を離したおはようと挨拶した。
『よく眠れたか？ごめんな、ベッド臭かっただろ。』
「そ、そんなまさか！と、とてもいい匂いでした！！…て、あぁあああああ何言ってんだ僕…！」
そんな言葉に少しぽかんとした後、Aは笑った。
『そりゃどーも。ほら、顔洗って着替えてこい。もうすぐ飯だ。』
そう言いAは再度新聞に目を通した。
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奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！出来たら全員のキャラに愛されたいです！（プロヒーローや、敵にも）（恋愛的に）あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年1月16日 16時) (
レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ぽろぽろ(プロフ) - 面白くて一気に読んじゃいました！続き待ってます (2019年1月26日 14時) (レス) id: 793249f5d9 (このIDを非表示/違反報告)
海猫 - 頑張ってください。更新頑張ってください。 (2019年1月21日 10時) (レス) id: 3f031c1a93 (このIDを非表示/違反報告)
crossmarian4272(プロフ) - 凄く面白いです！ (2018年12月15日 9時) (レス) id: ca1b1a9681 (このIDを非表示/違反報告)
ののいろ系女子 - ヤバいヤバいどうしよう！凄く面白い！神作見つけた感じ？ (2018年12月3日 20時) (レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる
| 作成日時：2018年10月29日 22時
