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利根の思い
「Aはどうした？」
「さあ？部屋にいるんじゃないか？」
「あいつっていつも何してるんだろうな。まっ、どうせくだらない事考えてんだろうな。こんな金持ちに生まれてきて、絶対不幸になった事ないだろ、あいつ。」
「おいゼロ、言い過ぎだぞ。」
そんな事をほざく、ん"んっ！言うゼロの頭を叩きお嬢様の部屋に向かう。今日は良い茶葉が手に入ったからきっと喜ばれるだろう。わざわざこの二人を連れて来たのはお嬢様の部屋の位置を覚えてもらう為。階段を上がり廊下を右に左に何度か曲がった先にある。三回ノックし入室に許可を出すが返答はない。失礼しますと言い中に入ると、お嬢様は机に腕を置きその上に頭を置いて眠っていた。
「なんだ、寝てるのか。まあ、Aさん多忙だもんな。」
「こんな真昼間から寝るだなんていいご身分だ。」
「現にいいご身分なんだからいいだろ。…って、写真立て握ってますね。これは……小さい頃のAさんと両親か？」
「へぇ…こいつ、こんな風に笑えるんだな。そういえば、こいつの両親は？海外出張とか？」
「お嬢様のご両親は、………お亡くなりになりました。」
そう言えば二人は驚いた。無理もない、それにいずれ知る事だから今言ってもいいだろう。眠るお嬢様の手から写真立てを取り抱いてベッドまで運ぶ。
その後、二人を連れて部屋を出て行き先は無いが歩いた。そして、これまでにお嬢様に何があったか話した。
幼い頃はとても素直で可愛らしいお方だった事、雅人様と由美子様を心から愛していた事、事故の事、叔父の事、お嬢様が"高飛車"と謳われる訳。
全て話した後に、一つだけ。
「お嬢様は我々の事をすぐに見捨てるとんでもないお方だと、世間からは言われていますがそんな事はありません。お嬢様が我々を捨てる時、それは我々がお嬢様を裏切った時かもしくは我々が死んだ時くらいです。
お嬢様は本当に、あの頃と変わらず優しいお方です。」
世間から何と言われようとも、私は知っている。お嬢様が本当はとても優しく、素晴らしい方だという事を。だから私は…私たちはお嬢様を信じて進んで行けるのだ。
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霧雲 - (続き)この域にくると混合にした方がいいんじゃないかと思います。一意見ですので批判というわけではありません。そういう意見の人間もいるということを知っていただければ幸いです。 (2019年7月16日 0時) (携帯から) (
レス) id: 8e18626139 (このIDを非表示/違反報告)
霧雲 - ここまで拝読させていただきました。しかし違う漫画なのか知らない名前を連発され、限界にきてしまい読むことを諦めました。 (2019年7月16日 0時) (携帯から) (レス) id: 8e18626139 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - ん?「生きろそなたは美しい」、、、、?ハンコック???? (2019年7月7日 22時) (レス) id: 7bef5e0dd1 (このIDを非表示/違反報告)
サイカ(プロフ) - 読むの遅くなっちった……。まさか、リク書いてくれるとは思わなかったので感謝感激雨嵐です……(泣)A組男子との絡み最高だったし…何より彩奈さんと優奈さんが……ｯもう！！！好き！！！って感じでした。最高です(まじ美人さんのヤンデレとかもう性癖ドストライク((() (2019年6月28日 18時) (レス) id: f0e2e83b11 (このIDを非表示/違反報告)
楓 - ダニー先生出してるあたりむちゃくちゃ作者さんと趣味が合いそうで歓喜です。()というか！使用人さん二人のヤンデレとか！最高だと思うんです！！ムリ私の性癖に刺さる…。← (2019年6月24日 7時) (レス) id: c3db11d6ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる
| 作成日時：2019年5月6日 21時
