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主が現世に行った後、僕は厨で燭台切と共に朝餉で使った食器を洗っていた。
燭台切「歌仙くん、此処はもういいよ。…君も自分の同位体が気になるんだろう？一度見てきたらどうかな。後は僕がやっておくさら。」
歌仙「そうかい？なら、よろしく頼むよ。」
そう言われたので素直に頷くと、燭台切は笑った。今日は非番だから、一度自分に会ってみようと思っていた。燭台切は同位体の朝餉から夕餉までを届けているから知っているんだろう。
和泉守「二代目？何処行くんだ？」
歌仙「ああ和泉守か。いやなに、一度自分の同位体に会ってみようと思ってね。」
和泉守「ふーん…。今なら太鼓鐘が向かった所だぜ。」
歌仙「そうか。君は興味ないのか？自分の同位体が。」
和泉守「別に？俺ァ興味ねーなぁ。」
そう言い彼は何処かへ行った。きっと堀川辺りだろう。それにしても…太鼓鐘か……厄介な事になってないといいけど。
そう思考しながら離れへ向かった。
＊＊＊
途中で今剣と会ったので一緒に離れに向かった。今剣の同位体はいないが、岩融はいるらしい。
今剣「歌仙のどういたいはどんなやつでしょうね！」
歌仙「僕の同位体なんだ、雅でなくては困る。」
今剣「ふふふっ！みやびじゃない歌仙はみものですね！あるじさまにもみせてあげたいです！」
歌仙「主はもう見てるだろう。…でも、雅じゃない僕か……その時は身をもって知ってもらおうか。」
今剣「てかげんしないと、あるじさまにしかられますよ。」
そう言っても、僕は雅を愛してるんだ。何時迄もうじうじしていられると僕までその様な印象を持たれてしまうかもしれない。それは困る、とても困る。
どうか頼むと願いながら大広間を覗くと、明るい声が聞こえた。十中八九、太鼓鐘だろう。話しかけているのは同じ伊達の燭台切と大倶利伽羅だろう。
太鼓鐘「それでよーみっちゃん、伽羅！鶴さんが落とし穴掘ってそこに小夜が落ちてよー、鶴さん左文字兄弟にめっちゃ怒られてんの！やばくね！？
…って、あ、二人も来たんだ！！」
歌仙「ああ、元気だね太鼓鐘。外まで聞こえていたよ。」
今剣「こえがおおきいことはよいことです！げんきのしるしです！」
太鼓鐘「ははっ、だろォ！？あ、紹介すんね！こっち俺の本丸の歌仙と今剣！」
紹介しなくてもいいと思うけどね。
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狐ねぇ - とっても素敵な作品です！何度も読み返してしまいます♪無理をなさらない程度に更新していただきたいです！楽しみに待っていますね♪ (2021年7月31日 16時) (
レス) id: 7b7b6482b0 (このIDを非表示/違反報告)
のん - とてもいい作品ですね！見入っちゃいました！更新楽しみに待ってます頑張ってください(*´ω`*) (2020年5月20日 14時) (レス) id: cc61122175 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - 更新楽しみにしてます。頑張ってください (2020年2月4日 22時) (レス) id: d5a0d81ae4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - ( ´∀｀ )b (2020年1月6日 16時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
@ - めっちゃっっ面白いです！でも、早く続きが読みたいです (2019年4月1日 15時) (レス) id: 2da2df1e9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる
| 作成日時：2019年3月9日 12時
