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「そうだ、あいつ等がいなかったから。」
「いたのなら姿を見せろよ。」
「理不尽な出陣に、」
「あいつの手入れが、」
「お前たちのせいであいつは、」
「お前たちのせいだ。」
「お前たちが来ないから。」
「お前たちが姿を現さないから。」
「お前たちのせいだ。」
「死んでしまえ。」
「死んでしまえ。」
「自刃しろ。」
「自刃しろ。」
「罪を償え。」
「罪を償え。」
口々に、彼等を否定する言葉を言う。
言葉は時にして悪を生む。それが神なら尚更。
何処からか瘴気が漂い三日月さんたちの身体に纏わりつく。それに反応するように三日月さんの左の額に生えた角は長くなり右側からも少し出てき、瞳の月は益々紅く染まる。鶴丸さんの瞳も、もう綺麗な金じゃなく紅になっていた。小烏丸さんの顔には黒い蚯蚓のようなものが這っている。
まずい。このままじゃあの三振りは堕ち神になる。末席でも神のボクたちの言葉に飲み込まれる。
止めなくちゃ。でも、どうやって？
乱「やめて！こんなの駄目だ！」
薬研「一旦落ち着け旦那方。このままじゃあんた等も堕ちちまうぜ？」
鶴丸「こりゃあ驚いた…。神が神を堕とすのか。」
乱「驚いてる場合じゃないでしょ！？ボクも驚いてるんだから…！ああもう！やめてってばボク！こんなのいけないってわかってるでしょ！？」
そう言い肩を掴む。
「わかってる！！でもあいつ等のせいでこうなった事実は変わらない！！この事実は覆せない！！
実際にあいつ等のせいで兄弟は何振りも破壊された！それがまだ時間遡行軍ならよかった…でも審神者に破壊された！ボクたちの目の前で！！何振りも何振りも！本丸に来る度に謝った、次こそはって何度も守った、でも結局は変わらなかった！！審神者に破壊されて後藤は…信濃は死んだ！いち兄は審神者に夜伽されるようになった！！何振りも何振りも…兄弟が…仲間が死んでいった……。
それもこれも！全部あいつ等のせいだ！！」
そう、ボクは叫んだ。それに対してボクは何も言えなかった。
＿＿＿＿＿＿
一部訂正しました。
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狐ねぇ - とっても素敵な作品です！何度も読み返してしまいます♪無理をなさらない程度に更新していただきたいです！楽しみに待っていますね♪ (2021年7月31日 16時) (
レス) id: 7b7b6482b0 (このIDを非表示/違反報告)
のん - とてもいい作品ですね！見入っちゃいました！更新楽しみに待ってます頑張ってください(*´ω`*) (2020年5月20日 14時) (レス) id: cc61122175 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - 更新楽しみにしてます。頑張ってください (2020年2月4日 22時) (レス) id: d5a0d81ae4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - ( ´∀｀ )b (2020年1月6日 16時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
@ - めっちゃっっ面白いです！でも、早く続きが読みたいです (2019年4月1日 15時) (レス) id: 2da2df1e9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる
| 作成日時：2019年3月9日 12時
