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『＿＿＿＿さて、始めましょうか。』
本丸に戻り夕餉を終えた後、大広間に全振り集まってもらった。上座に座り皆を見下ろす。左隣には初期刀である加州が、右隣には近侍である長谷部が。
長谷部、と呼ぶと彼は静かに立ち上がった。
長谷部「今日の七ツ半頃、政府より通達が来た。内容は『大和国にあるとある本丸を摘発せよ。』との事。これにより我等はその本丸へ行く摘発部隊を組む。主に呼ばれた者は御前へ。
…主、お願いします。」
『ありがとう。…では、発表します。』
そう言い懐から紙を出す。
『まず隊長、太刀 三日月宗近。
…先での事を反省しながら任を遂行してくれると嬉しいわ。』
三日月「隊長かあ…あいわかった。主に良い結果を齎そうぞ。」
『期待してる。次に短刀 今剣。
あなたはここの最年長なんだから、頼みますよ。』
今剣「まかせてください！ぼくがんばりますよ！」
『次に大太刀 石切丸。
もしかすると祟り神になってる可能性がある。頼りにしてるわよ。』
石切丸「任せてくれ。」
『次に太刀 髭切。
あなたも石切丸と同じ。よろしくね。』
髭切「もちろん。鬼はいるかなあ？」
『いない事を願うわ。次に脇差 にっかり青江。
…まあ、ここまで来たらわかるわよね？』
青江「ああ、頑張るよ。」
『そして最後、打刀 へし切長谷部。
あなたは私の側に。頼みましたよ。』
長谷部「拝命致します。」
『以上六振り、私の御前へ。』
そう言えば彼らは席を立ち前に来た。それぞれの顔を見、頷く。
『明日の巳ノ刻、政府の命により大和国にあるとある本丸を摘発します。今呼ばれた者は明日に備えて支度を。残りの者は手入れ部屋の準備をお願いします。
何かあれば加州清光に報告を。加州、私が留守の間、本丸はあなたが守って下さい。』
加州「わかった。」
『これにて終了致します。お疲れ様でした。』
そう言えば皆席を立つ。自室に戻る者、その場に残って酒盛りをする者、明日の準備に備える者。それぞれの事をし出した。
私もそれを見、自室に戻った。
＿＿＿＿＿＿
七ツ半…17時
巳ノ刻…10時
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狐ねぇ - とっても素敵な作品です！何度も読み返してしまいます♪無理をなさらない程度に更新していただきたいです！楽しみに待っていますね♪ (2021年7月31日 16時) (
レス) id: 7b7b6482b0 (このIDを非表示/違反報告)
のん - とてもいい作品ですね！見入っちゃいました！更新楽しみに待ってます頑張ってください(*´ω`*) (2020年5月20日 14時) (レス) id: cc61122175 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - 更新楽しみにしてます。頑張ってください (2020年2月4日 22時) (レス) id: d5a0d81ae4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - ( ´∀｀ )b (2020年1月6日 16時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
@ - めっちゃっっ面白いです！でも、早く続きが読みたいです (2019年4月1日 15時) (レス) id: 2da2df1e9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる
| 作成日時：2019年3月9日 12時
