第2章 手入れ ページ15
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「嫌だ…っ、来ないで、ください…！」
『ごめんなさい、ごめんなさい……本当に…ごめんなさい…。』
「ひっ、やだ、」
『……ごめんなさい。』
一振りづつ、丁寧に手入れしていく。暴れる
謝っても許されないのはわかってる。だって私たち人間は彼等に酷い行いをした。
『…っ！』
今剣「もうやめましょうあるじさま！いくらしなないといっても…ぼくはこれいじょうあるじさまのしぬところをみたくありません…！！」
『大丈夫、私は大丈夫よ今剣。心配してくれてありがとう。』
今剣「そうですしんぱいしてるんです！…ぼくは、あるじさまのまもりがたななのに……なにもできないなんて、いやです…っ！」
そう言い泣き出した今剣を抱き上げて膝に乗せる。するとギュッと抱き締めて首に顔を埋めてきた。頭を撫でてやると締め付ける力が強まった。
『大丈夫、大丈夫よ今剣。私はあなたが思ってるよりも強かな女のつもりよ。大丈夫、あなたを置いていかないわ。』
今剣「…っ義経公も、そういってしにました…！ぼくはっ、ぼくのあるじさまがにどもしぬところなんてみたくありません…っ。」
『大丈夫よ今剣。私は死なない、絶対によ。ほら、約束しましょう？』
そう言い小指を差し出すと、今剣はゆっくりと顔を上げた。赤い瞳からは未だポロポロと涙が流れている。それを拭い、今剣と小指を絡めた。
『神様との約束だもの、破ってはいけないわね。』
今剣「もし、やぶったら…っ、かたなせんぼんのませます…っ！」
『それは…おっかないわねぇ。』
そう言い笑った。
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狐ねぇ - とっても素敵な作品です！何度も読み返してしまいます♪無理をなさらない程度に更新していただきたいです！楽しみに待っていますね♪ (2021年7月31日 16時) (
レス) id: 7b7b6482b0 (このIDを非表示/違反報告)
のん - とてもいい作品ですね！見入っちゃいました！更新楽しみに待ってます頑張ってください(*´ω`*) (2020年5月20日 14時) (レス) id: cc61122175 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - 更新楽しみにしてます。頑張ってください (2020年2月4日 22時) (レス) id: d5a0d81ae4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - ( ´∀｀ )b (2020年1月6日 16時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
@ - めっちゃっっ面白いです！でも、早く続きが読みたいです (2019年4月1日 15時) (レス) id: 2da2df1e9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる
| 作成日時：2019年3月9日 12時
