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それよりも、このヒーロー基礎学どうしましょうか。私は"個性"というものを持っていないし…。
状況設定は「
「ヒーロー」は制限時間内に「敵」を捕まえるか「核兵器」を回収すること。「敵」は制限時間まで「核兵器」を守るか「ヒーロー」を捕まえる事。
因みにコンビ及び対戦相手はくじ引きらしいのですが…。
『星印…？』
「A少女がそれを引いたか！それは特別なものでね、それを引いた人は今回一番優秀だった組みと対戦してもらうんだ！A少女のコンビも後で決めるからそのつもりで！」
『はい。』
どうやら私だけが残ってしまったようです。
さて…このようなまだ幼い童がどこまで戦えるのか……実物ですね。
＊＊＊
私以外の全ての生徒が対戦を終えた。
一言で言えば、何とも惨い。
緑谷さん(生徒の名前は把握済み)は"個性"を使う度に身体が損傷するのか、腕がボロボロになってた。"個性"副作用なのかお茶子さんは嘔吐していた。尾白さんと葉隠さんは足に凍傷を負い、芦戸さんの"個性"でコンビの青山さんのマントが溶けていた。
惨い、惨すぎる。ヒーローという役職は、そこまでしてなるものなのかと疑った。大怪我を負ってまでしたい、なりたいと思えるものなのか。
この子たちは"個性"の恐ろしさを知らない。知っているつもりなのだろうが、知らないのだ。
何でも、街には度々「敵」という"個性"を使い暴れまわる者がいるらしいではないか。その「敵」のせいで亡くなったヒーローもいるというではないか。
何故恐ろしいとは思わないのか。
何故なりたいと思うのか。
何故"個性"は存在するのだろうか。
自分たちが死んでしまうと思った事はないのだろうか。
自分たちが殺されてしまうと思った事はないのだろうか。
自分たちの"個性"が恐ろしいと思った事は無いのだろうか。
わからない。私には全くわからないのだ。この子たちの心情が、熱意が、私には全くわからない。
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ユリ(プロフ) - 続き気になります。更新頑張ってください (2019年3月2日 19時) (
レス) id: 2e6c718a02 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 面白いです。続きどんどんしてください。頑張ってください (2019年2月6日 13時) (レス) id: f266346369 (このIDを非表示/違反報告)
アイ。(プロフ) - 新作待ってました!!更新頑張ってください!! (2019年2月3日 10時) (レス) id: b23522634a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる
| 作成日時：2019年2月2日 22時
