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午後四時、私と加州、薬研はゲートの前にいた。遠征部隊は私たちの前に向かった。帰ってくるのは夕餉前だろう。
『長谷部、何かあったら端末に連絡を。』
長谷部「わかりました。…お気をつけて。」
『行ってきます。』
そう言い、ゲートを開いた。
ぐにゃりとした黒い空間に沈んでいく。初めは気持ち悪かったこの感覚ももう慣れた。次に目を開けると、いつもの路地裏だった。路地裏から出て雄英高校の校門に向かうと黒いスーツを着た男性が待っていた。
「お待ちしておりました、審神者様。」
『急に呼び出してごめんなさい、榊さん。』
「いえ、緊急の用事はなかったので大丈夫です。それと…何故加州様と薬研様が顕現されているのですか？」
『少し事情がありまして…。お気になさらないで下さいな。』
「はあ……では、行きましょうか。」
そう言い門を潜った。
＊＊＊
加州「広いねーここ。本丸よりも広いんじゃない？」
薬研「だが緑が少ねえなぁ。おっ、あっちの方はあるな。もしかすると薬草か取れるかもしれん。大将、行ってもいいか？」
『薬草はないし行っては駄目。もう、ここに来た事あるのだから騒ぐのはやめなさい。』
二振りを宥めながら指定された場所に向かう。それにしても、この学校は広いから遠いわね。
加州「だいたいさ、俺たちが向かうっていうのが気に食わないんだよね。こっちは末端でも神と、その神を纏め上げる審神者だよ？可笑しいよね。」
『そう言わないの加州。行くと言ったのは私なんだから向かうのは当然よ。』
加州「でもさ〜…。」
薬研「まあいいじゃねーか旦那。こうやって珍しい物を見て回るのも一種の楽しみだろう？」
どうやらぶーぶーと文句を言ってるのは加州だけらしい。それを宥めながら歩いて行く。
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ユリ(プロフ) - 続き気になります。更新頑張ってください (2019年3月2日 19時) (
レス) id: 2e6c718a02 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 面白いです。続きどんどんしてください。頑張ってください (2019年2月6日 13時) (レス) id: f266346369 (このIDを非表示/違反報告)
アイ。(プロフ) - 新作待ってました!!更新頑張ってください!! (2019年2月3日 10時) (レス) id: b23522634a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる
| 作成日時：2019年2月2日 22時
