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『＿＿＿＿…我、審神者の名において、付喪神よ顕現せよ。…来なさい、第二部隊！！』
そう唱えると、花吹雪が舞った。トン、と目の前に降り立ったのは第二部隊の六振り。
薬研「粟田口が一振り、薬研藤四郎及び第二部隊、審神者の名に呼ばれ参上した。
…大将、俺たちは何をすりゃいい？」
『検非違使を、殲滅させなさい。』
そう言えば、皆は検非違使を倒しに向かった。隙を見ればドンドンと結界を壊しにかかってくる検非違使を破魔の矢で射抜く。が、やはり一発では倒れない。
それよりも、
『何を、しているのですか…！早く逃げろと仰ったはず！！』
「でも…！Aさんを置いて行けないよ！！君はどうするの…？もしかしたら、死ぬかもしれないんだよ！？」
『私は死にません！いいから、早くここから、…！』
去って下さい、と、そう言おうとしたが出なかった。何故なら、検非違使に向かっていくクラスメイト……爆豪さん、切島さん、轟さんがいたから。
本当に馬鹿！！どうして敵わない相手に向かっていくの！？其奴らに"個性"は効かない。倒す方法は刀剣で壊すか、若しくは霊力を込めた武器で倒すしかない。それなのに、彼らは向かっていった。
『このっ…、馬鹿…！』
どん、と、彼らを押し退けた。その瞬間やってくる背中の痛み。…薙刀で、斬られたか…。
右肩から左の腹まで大きく斬られた。どくどくと血が溢れて流れていき地面に赤い水溜りが出来る。
「は…、お前、なんで…、」
「お、おい、A！しっかりしろ！」
「…っ傷口を焼いて塞ぐ！」
「はあ！？テメェ、ンな事やって死んだらどうすんだよ！」
「このままじゃどっちみち死ぬだろ！！」
嗚呼…五月蝿いな……。
薬研「大将！無事か！？」
『や、げ……げほっ！』
薬研「ああ、わかってる。大丈夫だ、大将が戻るまで守ってやる。前田！お前も大将の側にいろ！」
前田「はい！」
薬研「っつーわけだ。あんたらはさっさと何処か行ってくれや。…もうわかったろ？自分たちがどれだけ邪魔なのか。」
そんな言葉を最後に、私は目を閉じた。
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ユリ(プロフ) - 続き気になります。更新頑張ってください (2019年3月2日 19時) (
レス) id: 2e6c718a02 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 面白いです。続きどんどんしてください。頑張ってください (2019年2月6日 13時) (レス) id: f266346369 (このIDを非表示/違反報告)
アイ。(プロフ) - 新作待ってました!!更新頑張ってください!! (2019年2月3日 10時) (レス) id: b23522634a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる
| 作成日時：2019年2月2日 22時
