第5章 出陣 ページ27
.
『＿＿＿＿＿＿…嫌な予感がする。』
朝起きて、そう思った。背筋がぞわぞわする。
ああ、今日は何かが起こる。
スパン！と着替えもせずに縁側に出て広間に行くと、三条が揃っていた。
今剣「おはようございますあるじさま！きょうはいつもよりはやいのですね！」
岩融「おはよう主！！」
小狐丸「おはよございますぬしさま！朝一からぬしさまにお会いできて嬉しゅうございます。」
三日月「おはよう主。どれ、じじいと茶でも飲まんか？」
石切丸「おはよう。着替えもせずに来てどうしたんだい？」
『……おはよございます。朝早くからすまないけど、皆をここに集めてくれるかしら？…何か、嫌な予感がするの。』
そう言うと皆は腰を上げてそれぞれの部屋へと向かった。私も着替えをする為に自室に戻る。
数日前までは着づらかった制服も今では慣れたように着ていく。髪を梳かし高めに一つにして括る。一つ、深呼吸をして自室を出た。
＊＊＊
『朝早くからごめんなさい。』
現在の時刻、5時30分。一部の短刀たちはまだ眠たいのか船を漕いでいる。
『今朝方から何か嫌な予感がしたの。…もしかすると、遡行軍が現れるかもしれないわ。』
加州「それならいつもみたいに倒しちゃえばいいんじゃないの？」
『そうなのだけれど……念には念を、ってね。
なので、今日はもしかすると第二部隊を呼ぶかもしれません。今から呼ばれた者は戦の準備をお願いします。』
そう言うと皆が私の方を向いた。
『まずは第一部隊。隊長、加州清光を始め宗三左文字、堀川国広、小夜左文字、前田藤四郎、太郎太刀の六振り。
第二部隊は隊長、薬研藤四郎を始め大倶利伽羅、鳴狐、鯰尾藤四郎、鶴丸国永、御手杵の六振り。
他の者は本丸の守りをお願い致します。
先程も言った通り、第二部隊は緊急時此方に顕現させる場合があります。戦の準備をして本丸にて待機を。いつでも戦えるようお願い致します。』
そう言うと、皆は応と返事した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 372人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユリ(プロフ) - 続き気になります。更新頑張ってください (2019年3月2日 19時) (
レス) id: 2e6c718a02 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 面白いです。続きどんどんしてください。頑張ってください (2019年2月6日 13時) (レス) id: f266346369 (このIDを非表示/違反報告)
アイ。(プロフ) - 新作待ってました!!更新頑張ってください!! (2019年2月3日 10時) (レス) id: b23522634a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はる
| 作成日時：2019年2月2日 22時
