おまけ2 if 死亡 ページ48
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『お医者さん、私、最近背中がとても痒いんです。鏡で様子を見たいので少し貸して頂けませんか。』
Aはそう医師に言った。しかし医師は困ったように眉を下げる。
「それはできないよ。君は一度鏡の破片で自 殺未遂をしただろう？それに様子が知りたいなら私が見てあげるよ。」
『……私の背中、火傷やら傷やらがあるので見せたくありません。』
「それは治療の際に見ているから平気だよ。」
『私が嫌なんです。それに……あの時は意識がなかったから記憶に無いし恥ずかしくもないけど、……今、起きてるし…意識あるし…部屋明るいし……それに服も脱がなきゃならないし…。』
「……そうだね。年頃の女の子はそうだよね。すまないね、何せウチは男所帯だから。」
そう言うと医師はポケットから手鏡を出しAに渡した。
「でも念には念をだから、看護師を呼んでくるよ。少し待っていてくれ。」
そう言い医師は病室から出て行った。Aはすぐにベッドから降り点滴を抜いて点滴台を扉に掛けた。これで中には入っては来れないだろう。
ベッドに戻り貰った手鏡を割り破片を手にして喉元に当てる。
『今、そっちに行くからね。』
そう言い喉を破片で切った。血がどくどくと外に流れ真っ白なシーツを真っ赤に染めていく。
すると扉の方から音がした。それから医師や看護師が焦る声も。きっと扉が開かない事に動揺しているのであろう。
『バイバイ、私の汚くて醜い人生。』
そう言い、Aは目を閉じた。
10歳で親から暴力を振るわれ、
12歳で処女を失い、
13歳で人を殺し、
14歳で、この世を去った。
***
幸せになれなかった少女
***
＿＿＿＿
if 夢主死亡end
なんかもう可哀想になってきますね。創作してるの自分ですけど。
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イロハ(プロフ) - めっちゃ泣きました！こういう物語すごく好きなのでみいってしまいました！ (2022年8月26日 23時) (
レス) @page49 id: 679b71b669 (このIDを非表示/違反報告)
璃徒 - やばい、感動しかないです。涙でそうになりました…！ (2022年1月28日 21時) (レス) @page49 id: 19b3aa7f76 (このIDを非表示/違反報告)
リア - 夢小説でこんなにのは初めてです！とても感動したし、見ていて涙が出ました。素晴らしい作品をありがとうございます！ (2020年10月21日 0時) (レス) id: 1bb79351ab (このIDを非表示/違反報告)
そあ - 久しぶりに夢小説で泣きました。面白かったです。ありがとうございます。 (2020年4月27日 21時) (レス) id: 50fe801646 (このIDを非表示/違反報告)
over the rain - 泣いちゃいました。最高です (2019年11月4日 16時) (レス) id: a4bab14be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる
| 作成日時：2018年7月21日 23時
