ファイル26 ページ26
.
「な…ッ！こ、殺す…って…！」
『簡単でしょう？私がー、おじさんにした時みたいに首を切ればいいの。』
「やめろ！そんな事をすれば、！」
『ヒーローは黙っててよ。』
そう言い倒れているヒーローの足を刺す。
『このヒーローがどうなってもいいならー…"個性"でもなんでも使って殺してきてもいいよ。でも私が死ぬ前にこのおじさんは殺すよ。』
そう言うとヒーロー達は何もできなかった。
Aの反射神経は並ではない。それは前回捕まえたヒーローも実感している。恐らく、彼女は殺るだろう。
『どうする？あっ、それともおじさんが死ぬ？』
「そ、そんな事…俺には…！」
『
そう言うと男は驚いた顔をした。そして次第に顔が青白くなっていく。
『可愛い子だね〜。顔は奥さん似なのかな？』
「ど、どうして…お前が、穂花のこと…！？」
『どうしてだろうね〜？穂花ちゃん、どうなってもいいんだ〜。』
そう言うと男はナイフを奪いヒーローの首筋に当てた。
「駄目だやめろ！そのナイフをこっちに渡すんだ！！」
「早くこっちに来い！そいつが離れてる今しか逃げられないぞ！！」
「はあ…ッ！はあ、はあ…！！」
『一思いに、やっちゃいなよ。』
「ぁ、あ"あああアアァァァ！！」
男は叫びながら、ナイフを引いた。首からは大量の血が溢れ地面に滴り落ちる。
『あっははははは！！やっちゃったねぇ！やっちゃったねぇおじさん！！ヒーローの言う事聞かずに殺しちゃったねぇ！！』
「も、もう…許して、くれ……頼む…ッ！」
『でもさおじさん。どういった理由であれ人を殺したおじさんを待ってる場所なんて……あるのかなぁ？』
「そ、んな……ッ！」
『もし家に帰って元通りの生活を送ってもさ…おじさんはこの事を忘れられる？
忘れないよねぇ…！切った感触、溢れ出る血、息絶えるヒーロー…この記憶は一生、おじさんに纏わりつく。』
「もう…殺してくれ……ッ！！」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1121人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
イロハ(プロフ) - めっちゃ泣きました！こういう物語すごく好きなのでみいってしまいました！ (2022年8月26日 23時) (
レス) @page49 id: 679b71b669 (このIDを非表示/違反報告)
璃徒 - やばい、感動しかないです。涙でそうになりました…！ (2022年1月28日 21時) (レス) @page49 id: 19b3aa7f76 (このIDを非表示/違反報告)
リア - 夢小説でこんなにのは初めてです！とても感動したし、見ていて涙が出ました。素晴らしい作品をありがとうございます！ (2020年10月21日 0時) (レス) id: 1bb79351ab (このIDを非表示/違反報告)
そあ - 久しぶりに夢小説で泣きました。面白かったです。ありがとうございます。 (2020年4月27日 21時) (レス) id: 50fe801646 (このIDを非表示/違反報告)
over the rain - 泣いちゃいました。最高です (2019年11月4日 16時) (レス) id: a4bab14be1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はる
| 作成日時：2018年7月21日 23時
