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お母さん お母さん
あなたは今 どこにいるのだろう？
あなたに会ったら言いたいの
わたしは今 とても幸せです
拘置所の一室でそんな歌が聞こえる。
中には一人の少女が全身を拘束され座っていた。
しかし顔はとても穏やかだった。ニコニコと笑いながら歌を紡ぐ。そんな時、頑丈な扉が開いた。
「1354番、客が来ている。」
『はーい。』
車椅子に少女を座らせる。少女はまだ歌っていた。その様子を看守は黙って見ていた。
『看守さんはこの歌知ってますか？私のお母さんがよく歌ってくれてたんです。まあもう一生聴くことはないでしょうけど！
ああでも、私が死んだらお母さんとお父さんに会えるからー、その時に歌ってあげようと思います！』
「黙れ1354番！！」
『ごめんなさーい。』
そう言うも少女はニコニコと笑っていた。
面会室に入ると少女は待ったをかけた。
『まだ言わないで下さいね！
えーと、前はベストジーニストが来てー、その前はオールマイトだったからー…うーん…わかった！エンデヴァーだ！！
あー！違った！！イレイザーヘッドとプレゼント・マイクだったー！！』
たはー！と少女は笑う。イレイザーヘッドとプレゼント・マイク基、相澤消太と山田ひざしはそんな少女を怪訝の目で見ていた。明らかに場違いである。
『今日はどうしました？』
「こいつがお前に用があるんだとよ。」
「お前の事はよーく知ってるぜガール！しかし俺ァお前の口からちゃんと聞きたいんだ！名前とかもな。だから教えてくれよ！」
『おお！自己紹介ですか！いいですよ！！』
そう言い少女は背筋を伸ばした。
『はじめまして！私の名前は
"個性"は「情報」！目で見た人の情報が頭の中に一気に入ってきます！その人の得意不得意全て丸わかり！！入れすぎると頭が割れるので注意です！
趣味はお喋りと遊ぶ事！
好きなものはお菓子と可愛い動物！あとお勉強も好きです！
本を読むのが好きで、最後に読んだ本は太宰治の「人間失格」！あれ？夏目漱石の「こゝろ」？んー…忘れちゃった！あははー！』
コロコロと表情を変えてその話す少女、基A。相澤と山田はなぜこんな少女があんな事件を起こしたのか不思議に思った。
だが次の瞬間、その笑顔は無くなった。
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イロハ(プロフ) - めっちゃ泣きました！こういう物語すごく好きなのでみいってしまいました！ (2022年8月26日 23時) (
レス) @page49 id: 679b71b669 (このIDを非表示/違反報告)
璃徒 - やばい、感動しかないです。涙でそうになりました…！ (2022年1月28日 21時) (レス) @page49 id: 19b3aa7f76 (このIDを非表示/違反報告)
リア - 夢小説でこんなにのは初めてです！とても感動したし、見ていて涙が出ました。素晴らしい作品をありがとうございます！ (2020年10月21日 0時) (レス) id: 1bb79351ab (このIDを非表示/違反報告)
そあ - 久しぶりに夢小説で泣きました。面白かったです。ありがとうございます。 (2020年4月27日 21時) (レス) id: 50fe801646 (このIDを非表示/違反報告)
over the rain - 泣いちゃいました。最高です (2019年11月4日 16時) (レス) id: a4bab14be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる
| 作成日時：2018年7月21日 23時
