「救けての声が聞こえた。」 ページ27
オールマイトside
「負けないで…。オールマイト、お願い…、
＿＿＿＿救けて。」
「お嬢さん、もちろんさ。ああ…！多いよ…！ヒーローは…守るものが多いんだよオール・フォー・ワン！！だから、負けないんだよ。」
＿＿＿＿限界だーって感じたら思い出せ。
…思い出す…。
＿＿＿＿何の為に拳を握るのか。
何の為に…。
＿＿＿＿
皆が笑って暮らせる世の中にしたい。その為には"象徴"が必要。
いつの頃か、私が言った言葉。
「渾身。それが最後の一振りだねオールマイト。手負いのヒーローが最も恐ろしい。腸を撒き散らし迫ってくる君の顔。今でも偶に夢に見る。二、三振りは見といた方がいいな。」
その時、炎がオールフォーワンを襲った。そこにはエンデヴァーを始めにエッジショット、シンリンカムイ、虎が現れた。
「我々…にはこれくらいしか出来ぬ…あなたの背負うものを少しでも…。あの邪悪な輩を…止めてくれオールマイト…！！皆あなたの勝利を願っている…！！どんな姿でもあなたは皆のNo.1ヒーローなのだ！
＿＿皆あなたの勝利を願ってる！」
そうだよ。皆を守る。私はそんなヒーローになりたかった。
もう限界か……いや、私はやる。
"象徴"としてだけじゃない…！！お師匠が私にしてくれたように…私もまだ彼を育てるそれまでは、
まだ死ねんのだ！！！
「らしくない小細工だ。誰の影響かな。浅い。」
「そりゃア…腰が入ってなかったからな！！！」
＿＿＿＿何人もの人がその力を次へと託してきたんだよ。皆の為になりますようにと…一つの希望となりますようにと。次はお前の番だ。頑張ろうな、俊典。
さらばだ、オール・フォー・ワン。
さらばだ、ワン・フォー・オール。
ふらふらと立ち上がり、腕を挙げる。
「平和の象徴 オールマイト」の仕事は終わった。
そのまま歩みを進め、早乙女少女の元へ行く。
「早乙女少女…。」
潰れた機械の腕はキリキリと音を鳴らし、目元は赤く染まっていた。どくどくと腹から流れ出る血を震える手で押さえる。
「俊典！そいつは、」
「早く病院へ…。」
「お前もだ俊典。…よく頑張った。」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 534人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うみみ - 続編おめでとうございます！！！ホークス好きなのでホークスとの絡み見てみたいです！！いつも更新お疲れ様です！これからも健康第一に頑張って下さい！ (2020年9月8日 17時) (
レス) id: 6e48801b2a (このIDを非表示/違反報告)
ぽち - なんか他所で見た小説と同じ話がちらほら混ざってる気がする (2018年7月5日 21時) (レス) id: f67b9128c0 (このIDを非表示/違反報告)
ちょんちょん(プロフ) - 神作です……。まだ終わらないのかよって思うだなんて！！逆に、え？！もう終わっちゃうの？！？！？！？！って思いますよ！凄く凄くだいすきです！！ (2018年6月28日 22時) (レス) id: 942b83d41f (このIDを非表示/違反報告)
赤井司(�瑛�/�洩�) - クッソ誰とやるか気になる！俺の小説より一千万倍すごい作品やし！この小説神すぎてやばい、あえてもう一度言おう、神すぎてやばい (2018年5月20日 18時) (レス) id: 32189bcc43 (このIDを非表示/違反報告)
あんころ餅 - ｷﾀーーーーー！続編おめでとうございます！ (2018年5月20日 17時) (レス) id: d854e428d7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はる
| 作成日時：2018年5月20日 13時
