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ニヤニヤとしながら敵が近寄ってくる。舐められている。まぁそうだろう。私はヒーロー志望でも何でもないただの一般人なんだから。それに人数も圧倒的に向こうが多い。
でもさ、無理ゲーなものほど燃えるよね。
ライフルを構え敵に向けて撃っていく。的確に狙って撃つ。射撃部が役に立った。
痛すぎて悶えて、地にひれ伏す人もいるが無視して撃つ。弾が無くなるとすぐに補充する。数十人ほどいた敵は皆地にひれ伏せていた。
さて、イレイザーさんは多分大丈夫だろう。腐っててもプロヒーローだ。ここは彼がなんとかしてくれるだろう。さて私は憂鬱だがあの長い階段を上がってさっさと逃げよう。そう思い階段に向かった時だった。
＿＿バキッ
後ろから、何かが折れたような音がした。振り返ると、イレイザーさんの上に乗っているムキムキの黒い人…いや、人かどうかもわからない。脳みそ丸出しだし口もヤベェ。おまけに声一つ発さない。
そんな場面を見ていくら自分が可愛くても放っておけるんけがない。反射的にライフルをそいつに向け撃つ。が、まるで何もなかったかのようにイレイザーさんの上に鎮座している。何発も何発も撃つがこちらには見向きましない。
こんな奴に勝てるわけがない。本能がそう叫んでいた。が、こんな場面を見せられたからには見捨てるわけにもいかない。もう一度きつくライフルを握りスコープを覗く。
『……は？』
スコープは黒一色だった。驚いてスコープから目を離すと私の目の前には黒い人がいた。なんで、さっきまでイレイザーさんのとこにいたのに。こんな早く移動できるなんて。
呆然としていると目の前のそいつが拳を握り振り上げた。
あ、これ死ぬ。そう思い少しでも痛みを避けようと腕を体の前に出した時、
「待て。」
ボッ！と音がして、風が体を通り抜けた。恐る恐る目を開けると拳は私の顔の前で止まっている。あと少し遅かったら確実に殴られていた。
「そいつは殺すな。」
じゃり、と砂を踏む音が聞こえる。目の前の黒い奴の隣に、至る所に手をつけている青年が現れた。
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たろ。(プロフ) - 死柄木くんかわいいな！！！？？！？！？オールマイトの嫁って設定なかなか思いつかなかったから読んでて面白かったです。小説の題名がヒロアカの題名でめっちゃ湧いた (2022年8月10日 4時) (
レス) @page45 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
早苗くん - めっちゃ面白かったです！一気読みしてしまいました！！！夢主のキャラもめっちゃ好きですし、ここで「僕のヒーローアカデミア」って出てくるか！！と思いました！続きが気になるので更新頑張ってください！ (2021年11月16日 22時) (レス) @page45 id: 5e67f31e32 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこきゃらめる - 神ですか！先生の作品大好きです。頑張ってください(о´∀`о) (2018年12月8日 1時) (レス) id: 9446a19fb8 (このIDを非表示/違反報告)
レイン - 続き、書くよね？書くよね？ (2018年11月28日 7時) (レス) id: 21ac21fda6 (このIDを非表示/違反報告)
Sowelu - 死柄木さんのお話が読みたいです！！！ (2018年8月18日 22時) (レス) id: 0d66d22dc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる
| 作成日時：2018年4月15日 16時
