１０日目 ページ15
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次の日、私は音楽を聴きながら学校に行った。
クラスに行くと、私が入った途端にシン、と静まり私を見る。そんな視線に耐えながら自分の席に着き机に伏す。
昨夜はあまり眠れなかった。せめてこの時だけでも仮眠を…。
そう思ってると、私の目の前に誰か来た。
イヤホンを外し見る。梅雨ちゃんだ。
「Aちゃん、緑谷ちゃんから聞いたわ。でもやっぱり本人の口から聞きたいの。
＿＿私たち、友達よね？」
『……そう思ってるのは、案外あなただけかもしれないわよ。蛙吸さん』
「梅雨ちゃんと呼んで」
『嫌よ、仲良しごっこはもうしないの。あまり私に近寄らないでくれる？』
「ちゃんとした理由を言ってくれなきゃ私は納得できないわ。それなりの理由があるのでしょう？」
『…あなた達といると反吐が出る。はっきり言って、
＿＿ウザいわ、あなた達』
すると、パン、と頬を衝撃が走った。叩かれたんだとすぐにわかった。
誰に？梅雨ちゃん？違う、ヤオモモだ。
「なぜそんな悲しい事を言うのですか！？今までのが全て嘘だなんて私…っ、信じられません！」
『これが現実だよ、八百万さん。いい加減目ぇ覚ましたら？』
「また八百万さんと…！前までのようにヤオモモと仰って下さい！」
『ヤオモモ
＿＿……これで満足？』
「〜〜ッ！も、もう知りませんわ！Aさんが謝るまで私も謝りませんから！」
『じゃあ一生だね。私も謝らないから』
そう言い席を立つ。自然と私を避ける皆。
そう、それでいいの。このまま順調にいけば、皆私の事が嫌いになる、無関心になる、忘れてくれる。
命を惜しまない男は立派よ。だけど死ぬなら孤独に死になさい。誰も愛さずに、愛されずによ。悲しむ女が減るわ。
[ルパン三世より]峰不二子
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琥珀糖君 - 一番最期の手紙がヤオモモでも八百万さんでもなく百ちゃんなのが普通に泣けるよね...視界がぼやけて泣いてることに気づくのに時間かかった... (2022年10月17日 16時) (
レス) @page31 id: 6f9faa66b6 (このIDを非表示/違反報告)
未来 - マジヤバい…感動…めっちゃ泣いた…腫れた (2022年7月31日 22時) (レス) @page32 id: b511dfa76e (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - めちゃくちゃ感動しました。手紙のところで、ウルウルときてしまいました！ (2021年10月30日 0時) (レス) @page33 id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
ウサギ - 泣きはしなかったけど、とても良い話ですね！( *´艸) (2021年8月14日 15時) (レス) id: 8b449f7850 (このIDを非表示/違反報告)
らむ@ヴィル様の旦那です(プロフ) - 本気で泣きました…素晴らしい作品をありがとうございます。 (2021年5月26日 1時) (レス) id: c2e37a127a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる
| 作成日時：2018年1月31日 23時
