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何故だ。
『そこ脇開きすぎィ。もっと閉めるゥ。』
何故だ…。
『隙ありすぎィ。そんなんじゃすぐ攻撃されて死んじゃうよォ？』
何故だ……。
『もしかして…もう終わりィ？』
何故、攻撃が一つも当たらない！！
目の前で飄々と自分の攻撃を避けている男が気に食わない。避けるついでのようにアドバイスを投げかけてくるところも気に食わない。余裕の笑みで挑発してくるところも、何もかもが気に食わない！！
『おっと、もう3分経過したねェ。
…んじゃあ、攻撃開始ィ〜。』
そうあいつが言った瞬間、俺は宙に浮き背中に衝撃を受けた。目の前にはニヤニヤと笑って俺の上に乗っているあいつと、青い空が広がっていた。
…何も、何も見えなかった。こいつは一体今何をした？どうして俺は倒されている？どうして俺の上にこいつが乗っている？わからない。何が起きたのかさっぱりわからない。
『はい戦闘訓練終了ォ〜。』
そう言い俺の上から降りたこいつは、腕時計を見た。
『3分4秒…。』
「あ？なんのタイムだ。」
『君が俺と戦ったタイムだよォ。俺は3分間は手を出してないからァ……実質、本当に戦ったのはこの4秒だけって事だねェ。』
そう言いニヤニヤと笑う顔にイラっとしたので目の前で爆破するも避けられてしまった。思わず大きく舌打ちが出たが気にする仕草もしない。
『まっ、これに懲りたら俺にはもう挑まない事だねェ〜。弱すぎて話になんないから、再チャレンジはオススメしなァい。』
そう言いあいつはその場を去って行った。
…ムカつく。くそムカつく。腹立つ、イライラする、むしゃくしゃする。でも、なんだ。なんで俺はこんなにも楽しんでいる……？
「あいつをブッ殺すのは俺だ。」
絶対に、完膚なきまでにブッ殺してやる。
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ののいろ系女子 - 夢主君...怖カッコいい！更新頑張って下さい！凄く面白いです！ (2018年11月24日 23時) (
レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 失敗作少女さん» ごめんなさいそうでした…。ハイアンド・シークですね。ハンドて…なんで手が出てくんねん……。 (2018年10月14日 12時) (レス) id: 96f8150e3c (このIDを非表示/違反報告)
失敗作少女 - ハンドアンドシークではなくハイアンド・シークですよ。 (2018年10月13日 22時) (レス) id: efb6f4c834 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - カーノーさん» コメントありがとうございます！ほんとだハンドアンドシークだ…。言われて今気づきました。何も考えずに題名決めたんで…。今後ともよろしくお願いします！ (2018年10月13日 19時) (レス) id: 96f8150e3c (このIDを非表示/違反報告)
カーノー - ハンドアンドシークだ！ (2018年10月13日 18時) (レス) id: 38fd5b1b7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる
| 作成日時：2018年10月13日 13時
