Twenty ページ21
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その日の全ての授業が終わり、A組はザワザワとしていた。この後遊びに行こうと誘う者、真っ直ぐ帰ろうと支度をする者などそれぞれ。そんな中、ガラリと前の扉が開いた。入ってきたのはAだった。Aはキョロキョロと辺りを見回すと、ある人物の前まで歩を進める。
『やァ爆豪くん。さっきぶりだねェ。』
「…何だよ。何か用か。」
『君に一つ聞きたい事があってねェ。』
そう言うとAは懐からナイフを一本取り出し刃を持ちグリップの方を爆豪に差し出した。その光景に驚き騒めく生徒たちだが、それらを全て無視する。
『君は強くなりたいかい？』
「ああ。」
『それが例え険しい道のりだとしても？』
「ヒーローになるんだ。それくらい当然だ。」
『茨の道だとしても？』
「それがどうした。俺にとっちゃただの道だ。」
『＿＿人の死を目の当たりにしたとしても？』
「…はっ、殺される前に俺がモブ共救けてやる。」
そう不敵に笑いAからナイフを奪った。その答えに満足したのかにっこりと笑うA。
『いいねェ…。君のその全てを貫く精神に賭けてみる事にしよう。』
いつの間にかAの手には爆豪が奪った筈のナイフが握られており、それを懐に仕舞った。
『明日の放課後空けといてねェ？出来れば、場所も取っておいてくれると嬉しいなァ。』
そう言い手を振ってAは教室から出て行った。一瞬静まり返った後、すぐに爆豪の元に生徒たちは集まった。
「大丈夫か爆豪！！」
「ナイフとか…危ねぇなー。」
「てか明日の放課後何する気だよ！！」
それらを全て無視して爆豪は鞄を肩に掛けた。
「あいつと勝負する。」
「……はあ！？何言ってんだお前！！」
「危ねえって！！」
「行かねー方がいいって！！」
「あいつは強え。だから、あいつよりも俺の方が上っつー事を証明する。
…そんであのいつもにやけてるクソムカつく顔面ぐちゃぐちゃにしてやる……！！」
「あっ、そっすか。」
「最後のが目的だろ！」
「戦って勝ちゃなんでもいい。」
そう言い爆豪は教室を出た。
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ののいろ系女子 - 夢主君...怖カッコいい！更新頑張って下さい！凄く面白いです！ (2018年11月24日 23時) (
レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 失敗作少女さん» ごめんなさいそうでした…。ハイアンド・シークですね。ハンドて…なんで手が出てくんねん……。 (2018年10月14日 12時) (レス) id: 96f8150e3c (このIDを非表示/違反報告)
失敗作少女 - ハンドアンドシークではなくハイアンド・シークですよ。 (2018年10月13日 22時) (レス) id: efb6f4c834 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - カーノーさん» コメントありがとうございます！ほんとだハンドアンドシークだ…。言われて今気づきました。何も考えずに題名決めたんで…。今後ともよろしくお願いします！ (2018年10月13日 19時) (レス) id: 96f8150e3c (このIDを非表示/違反報告)
カーノー - ハンドアンドシークだ！ (2018年10月13日 18時) (レス) id: 38fd5b1b7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる
| 作成日時：2018年10月13日 13時
