Nineteen ページ20
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翌日、Aは学校の裏庭で寝転んで眠っていた。Aの周りでひらりひらりと蝶々が舞い、小鳥が頬に擦り寄り、猫が腹の上で眠っていた。一見幻想的に見えるが、その動物たちに懐かれているのが巷を騒がせた殺人鬼だと知ったらどうなるだろう。
そんな裏庭に、誰かが足を踏み入れた。眠っているAに気がつくとサクサクと草を踏み近づく。そっと手を伸ばした時、首元にはナイフが添えられていた。その反動で動物たちは逃げていく。
『寝込みを襲うだなんていい趣味してるねェ。えーっと…A組の……誰だっけ？』
「爆豪勝己。」
『ああ、そうそう爆豪クンだ。すまないね、まだ生徒の名前と顔が一致してないんだ。』
「女は覚えてたくせに。」
『そりゃあ目の前に可愛い女の子がいたら誰だって名前知りたくなるでしょ？…それで、どうしてここに来たの？』
ナイフを仕舞いうーんと伸びをしながらそう言った。
「お前、強いだろ。俺と勝負しろ。」
『嫌だね。俺、弱い奴相手にするほど暇じゃないの。』
「暇じゃねェ奴はこんなとこで寝てねーよ。」
『……別に俺じゃなくてもいいでしょォ？ここはプロヒーローの集まり、俺なんかよりも彼らと対戦した方が力が身につくかもよォ？』
「俺は、お前と戦いたいんだ。」
そう言い爆豪はポケットに手を突っ込んで去って行った。そんな様子を見てAはクスリと笑った。
『いい眼だ。強くなる事に戸惑いがない。』
–––––そういう奴は大好きだ。
そう呟くと、Aはその場から消えた。
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ののいろ系女子 - 夢主君...怖カッコいい！更新頑張って下さい！凄く面白いです！ (2018年11月24日 23時) (
レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 失敗作少女さん» ごめんなさいそうでした…。ハイアンド・シークですね。ハンドて…なんで手が出てくんねん……。 (2018年10月14日 12時) (レス) id: 96f8150e3c (このIDを非表示/違反報告)
失敗作少女 - ハンドアンドシークではなくハイアンド・シークですよ。 (2018年10月13日 22時) (レス) id: efb6f4c834 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - カーノーさん» コメントありがとうございます！ほんとだハンドアンドシークだ…。言われて今気づきました。何も考えずに題名決めたんで…。今後ともよろしくお願いします！ (2018年10月13日 19時) (レス) id: 96f8150e3c (このIDを非表示/違反報告)
カーノー - ハンドアンドシークだ！ (2018年10月13日 18時) (レス) id: 38fd5b1b7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる
| 作成日時：2018年10月13日 13時
