Seventeen ページ18
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『はァい、質問でェ〜す。』
緊迫した空気の中、何とも緩い声がした。
『もし彼らを捕まえるにしても何か策はあるの？彼らの素性は？居場所は？目的は？黒霧は兎も角死柄木弔の"個性"は？捕まえる為のヒーロー、警察の人数は？市民の保護は？もし暴れたら？もしその
「…前半の事については、これから調べるつもりだ。」
『じゃあつまり、今のところ何も考えてないって事だよね？それってさァ…、
＿＿＿＿打つ手なし、って言うんじゃない？』
ニコリと笑いながらそう言われて、つい教師達は立ち上がったが、塚内と校長が席に座るように言うと全員席についた。
「ジャック、お前には何か策はあるのか？」
『まァね…。俺、これでも世間を騒がせた裏社会では超有名な殺人鬼だよ？きちィんと準備して、何事にも対応できるよう教育されたんだから。』
「…で？その策というのは？」
『まだ準備が整ってないから言わなーい。俺、完璧主義者なの、知ってるでしょ？』
「はあ…。……何がしたい？」
『彼らの居場所は俺が探る。いいよね？
……ああ、こう言った方がいいかな？「手を貸してやる」って言ってんの。』
そう言うと会議室が騒ついた。あの殺人鬼が、この事件に手を貸すと言っている事に。俄かに信じられなかった。
「そんなの、信じられないわ。」
「逆にお前がこちらを裏切る可能性だって低くはない。」
「もしこちらの情報をお前がバラして敵にまた敵襲されたらどうする！」
部屋中が騒めき、Aの言う事を聞こうともしない。その瞬間、パリンと音がしAの上にある蛍光灯がパラパラと音を立てて地面に落ちた。
『ピーピー喚くなよ…。この俺が率先して居場所を突き止めてやるっつってんだよ。お前らみたいな馬鹿にもきちんと伝わるように「手を貸してやる」とも言ったのに……一度で聞き取れよ虫ケラ共が。』
天井…詳しく言えば蛍光灯のあった場所には一本のナイフが刺さっていた。その光景を見ていた塚内はふうと息を吐きAを宥める。
「ジャック、やめろ。…居場所の特定はジャックにやらせます。よろしいでしょうか？」
「ああ、勿論さ！期待してるぜ！」
『話のわかるヤツは大好きさ。ありがとう。』
そう言い天井のナイフを回収し笑った。
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ののいろ系女子 - 夢主君...怖カッコいい！更新頑張って下さい！凄く面白いです！ (2018年11月24日 23時) (
レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 失敗作少女さん» ごめんなさいそうでした…。ハイアンド・シークですね。ハンドて…なんで手が出てくんねん……。 (2018年10月14日 12時) (レス) id: 96f8150e3c (このIDを非表示/違反報告)
失敗作少女 - ハンドアンドシークではなくハイアンド・シークですよ。 (2018年10月13日 22時) (レス) id: efb6f4c834 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - カーノーさん» コメントありがとうございます！ほんとだハンドアンドシークだ…。言われて今気づきました。何も考えずに題名決めたんで…。今後ともよろしくお願いします！ (2018年10月13日 19時) (レス) id: 96f8150e3c (このIDを非表示/違反報告)
カーノー - ハンドアンドシークだ！ (2018年10月13日 18時) (レス) id: 38fd5b1b7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる
| 作成日時：2018年10月13日 13時
