時透無一郎の親戚は恋柱の継子です 弐 【鬼滅の刃】【時透無一郎】【甘露寺蜜璃】

時の流れ　漆拾肆 ページ24

甘露寺邸。


目の前に見えるのは、およそ三週間ほど前に見た門。

甘露寺さん……。私、生きているんですよ。

でも甘露寺さん不足なので死にそうです死にます。

戸に手を伸ばす。すると、






「いっけない！買い出し行かなく……え？…囲炉裏ちゃん！？」

「かぐおっ」



甘露寺さん。

そう言おうとしたら甘露寺さんが抱き締めてくれた。


「囲炉裏ちゃぁん……良かった…生きて帰ってきてくれた……」

「私も………私もです……甘露寺さんにまた会えて………嬉しいです……」


そっと甘露寺さんの体に手を添える。

と、二人とも抱き締め合いながら泣いた。









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あれから十日と二日後。

いつも通りに、甘露寺さんと庭の花に水をやろうと庭にでた。

すると、私の方にひょっとこのお面を被った男性が来るのが分かった。



私は少しそのお面に興味を抱いた。

甘露寺さんが頬に手を当てて言った。




「あら、囲炉裏ちゃんの刀の担当の方かしら？」



…………成る程。

つまりは、私の使う刀が来た、と言うことなのか。



そしてひょっとこのお面の人が私の元で止まって言った。




「私は時季囲炉裏という方の刀を打った、鉄穴森と申します」

「あ、私が時季囲炉裏です……」

「遠い所からきてお疲れでしょう？一度家に入って下さいな」



と甘露寺さんが言い、鉄穴森さん(？)は家にあがった。


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