さんまとしいたけ←内容全く関係ないやん ページ3
カタカタカタ。
キーボードを叩く音と、相変わらず続く乱歩の駄々ごねる声。
うるさいけど、正直言ってそれより賢治くんが可愛い。
だってさ、そもそも年下って…最高じゃね?
自分より幼いし可愛いから甘やかしちゃうのよ。
それにやっぱり現代の大人と違って天真爛漫、正直で可愛いし。
ちら、と机にのってる今朝の新聞を見ると、
【政治家ノ○○△△。職員ヲ買収スル】
なんて見出しが一面を飾っている。
自分の利益、その為に動く人間は一番嫌いだ。その9割ほ大人だ。
いや勿論福沢さんみたいな優しい大人とかいるのは知ってるよ。
でも、幼い頃に見た印象は、どうも変えられないからね。
ん?そういえば乱歩は童顔?ショタっぽい?
莫迦云え。
彼奴は黒髪だから受け付けん。
私の好みじゃない。
黒髪ショタは駄目。なんかやだ。
ナオミちゃんが席を立って云った。
「お茶淹れてきますわ」
「あ、ナオミちゃん私の分のお茶淹れて貰っていい?」
「勿論ですわ。いつもの緑茶で宜しいですか?」
「んーありがとー」
「いえいえ」
「あっ」
私はあれが有るのに気がついた。
「どうかしたんですの?飛鳥さん」
「そ、う、い、え、ば!これっ!」
「え、飛鳥さん、そ、其れは…!」
私の事務机の下の紙袋からあるものを取り出した。
「駅前の
「え?クッキー!?食べる食べるー!」
クッキーと聞いて幼稚な声を出した乱歩は知らん。
私が取り出したのは3時間待ちの行列ができるほど人気の駅前の焼き菓子。
今日の休憩時間にって思って持ってきたの。
何か昨日近所のおばちゃんから貰った。
「はいこれ飛鳥ちゃん。いつもご苦労さまねぇ」
「アッハイ有難うございます〜」
って。
キラキラと目を輝かせてクッキーを見るナオミちゃんは乙女そのものだった。
可愛い。
年下のおなごは好きよ。可愛いから。
勿論黒髪。
つやつやの黒髪たまらん。
「うふふ←あ、やッぱナオミちゃん紅茶でいい?」
「勿論ですわ!西洋菓子に紅茶は、恋愛漫画の王道ですから!」
「云ってること分かんないけど云いたいことは判る」
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まっちゃ - すごく面白いです!更新待っています (2021年8月13日 15時) (レス) id: bd6a8b3525 (このIDを非表示/違反報告)
さろぺ - ★ayaka★さん» ありがとうございます! (2020年4月28日 11時) (レス) id: 4d9d039a07 (このIDを非表示/違反報告)
★ayaka★(プロフ) - 続きがワクワクです。頑張ってください! (2020年3月9日 22時) (レス) id: 65fd904e63 (このIDを非表示/違反報告)
きゃさん(プロフ) - 銀桜さん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2019年8月1日 14時) (レス) id: 9b4d409955 (このIDを非表示/違反報告)
銀桜(プロフ) - 読みました〜凄い好きです。続き凄く気になります。更新頑張ってください! (2019年7月30日 21時) (レス) id: 1194b2a018 (このIDを非表示/違反報告)
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