白鳥沢の演技派女優である瀬見の姉さんは悪女に決着をつけようと思ったんだが。【HQ×アクタージュ】

シーン60【主演との関係】 ページ12

主演の百城千世子が演じるカレン。


それと、裏切り者のアンズは、瀬見遥が演じる。


この二人の関係は親友だ。


幼い頃から心通わせていた親友。


小学校から高校までずっと一緒にいる親友。


傍らに何かがあったら見捨てず、助け合う存在。


だがアンズはその関係をぷつりときった。


何故なら自分の命を守るため。




「アンズ！何であんな奴のいいなりになるの！？私たちと一緒にここから脱出しようよ！」


「カレン。そう簡単にこの島を脱出出来ないわ。アイツの命令に従わないやつは皆死んだのよ？モモカだって、ユイだって、メイだって。
皆従わないから死んだんだの。私が生き残れる為。…死,ね！カレン！」


「アンズ…ッッ！」









「あー。声枯れそう」

「休憩しよっか」

「そだねー」


千世子がお茶を出してくれた。



「サンキュー」

「ん」



お茶を飲みながら考えてみた。




「そーいえば千世子」

「なに？」

「千世子は夜凪ちゃんのこと。どう思ってる？」

「え？」



私が質問してみると、千世子はうーんと唸った。

そして





「まぁ別に何とも思ってないよ」

「へぇ」



まぁ嘘だろうね。


だって雰囲気が怒ってるもん。


ふと時計を見ればもう三時をまわっていた。


確か三時三十分にはテレビ東京に行かなきゃだから。


……………。





「やっばい千世子！私帰らなきゃ！」

「えぇ」

「テレビ東京行かなきゃだから！御免！また今度！」

「うん。またね」

「ほんと御免！じゃあね！」







といって千世子の家をでた。









・








「夜凪さん……ねぇ」

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