占いツクール
検索窓
今日:56 hit、昨日:213 hit、合計:248,955 hit

時の流れ 参拾参 ページ34

湯船に浸かり、窓の向こうの景色をみる。




「甘露寺さん」

「ん?なぁに?」




「………月が、綺麗ですね。甘露寺さん」


「………ええ、そうね」

「………そういえば、初めてあった時の月は…………………満月でしたね」


と湯船に浮かんでいた横の髪を耳に掛ける。


そうだ……母に頼まれ下町で物を済ましたら、夜で、私の帰路に甘露寺さんが居て………。

そして空腹の甘露寺さんに桜餅渡して…。


たった二ヶ月前の出来事を遥か昔のことを、思い出すような声音で、目で語る。



(ドキッ)


何故か顔を真っ赤にしてる甘露寺さんが。



「?どうしましたか?甘露寺さん」

「ななななんでもないよ!」

「?」





(無自覚って怖い………)









甘露寺蜜璃side




湯船に浸かって体を温めていると、囲炉裏ちゃんが窓の向こうを見て言ったの。






「………月が、綺麗ですね。甘露寺さん」






って。



窓に目を向けると、本当に雲一つ無い晴天の中で、綺麗な満月が輝いてたの。



「………ええ、そうね」




と、満月に目を奪われたまま返答をする。





「………そういえば、初めてあった時の月は…………………満月でしたね」



囲炉裏ちゃんの目は、懐かしさを語る目だった。


初めて会ったのは、柱になって数ヶ月も経ってない頃。

私の鴉ちゃんから任務の伝令が来て、丁度囲炉裏ちゃんの家付近だったわね。

そして空腹で倒れていた私を助けて貰ったのが、



囲炉裏ちゃんだったわね。



あの後、私が直々に育てる、継子になるなんて。




人生、予想外な事が起こるんだね。


秒に数えない時間で昔を思い出し、ふと囲炉裏ちゃんを見る。




湯船に浮かんでいた横の髪を耳に掛ける仕草。



それがなんとも色気のある仕草で…………。

顔を真っ赤にしちゃったよ。




囲炉裏ちゃん本当に十歳?


絶対年齢詐欺だって。

時の流れ 参拾肆→←時の流れ 参拾弐



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (102 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
252人がお気に入り
設定キーワード:鬼滅の刃 , 時透無一郎 , 甘露寺密璃
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

戸瀬 湊(プロフ) - さろぺさん» URLってどうすれば貼れるんでしょうか… (11月30日 19時) (レス) id: c291d7c22c (このIDを非表示/違反報告)
さろぺ(プロフ) - 私のボードにURLを貼っていただけますか? (11月30日 19時) (レス) id: 84dcb5da09 (このIDを非表示/違反報告)
戸瀬 湊(プロフ) - さろぺさん» 描いたものってどうすればいいですか? (11月30日 17時) (レス) id: c291d7c22c (このIDを非表示/違反報告)
さろぺ(プロフ) - 戸瀬 湊さん» 大歓迎です! (11月25日 22時) (レス) id: 84dcb5da09 (このIDを非表示/違反報告)
戸瀬 湊(プロフ) - お一人いて言いづらいですが…自分もイメ画描いていいですか…? (11月25日 17時) (レス) id: c291d7c22c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:さろぺ | 作者ホームページ:なっしんぐ  
作成日時:2019年5月26日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。