時透無一郎の親戚は恋柱の継子です【鬼滅の刃】【時透無一郎】【甘露寺蜜璃】

時の流れ　拾捌 ページ19

甘露寺蜜璃side




蜘蛛を見つけて追い掛けてる囲炉裏ちゃん。

可愛いわ………………。

何かが心にかかって思わず俯く。




「どうした？悩み事か？」

「伊黒さん……実は、ね」

「どうした？言ってみろ。俺が聞いてやる」

「伊黒さん……有り難う。あのね、伊黒さん。私、囲炉裏ちゃんの師範になるんだ。でも、あのこは強い。だけど、教えるの、私でいいのかな……。」


「前ね、しのぶちゃんと囲炉裏ちゃんが手合わせをしたの。そしたら囲炉裏ちゃんが勝ったの。驚いたわ。私も、しのぶちゃんも。しのぶちゃんの素早さに着いてこれたのは、あのしのぶちゃんの継子でもなくて、囲炉裏ちゃんだったって」



伊黒さんは黙って聞いている。

今までため込んでいた想いが、全て出ている。

なんか………ね、溢れてきそう。



「それにさっき鬼の首を切ったでしょう？でもまだ囲炉裏ちゃんは隊員じゃないのに……其れほどの才があるんだって、想ったの。そんな囲炉裏ちゃんを育てて行くなんて…私………これからどうしよう……」

「そうか………………」

「有り難う、伊黒さん。お陰でなんかすっきりしたわ。さ、囲炉裏ちゃん呼んで早く」



帰りましょう。と言おうとしたとき伊黒さんが言った。



「甘露寺」

「はい？」

「甘露寺が想ったことをやればいい。ただ俺は……そう思う」


伊黒さんは、どこか涼しげな顔で言った。

その言葉に、救われた。



「有り難うね。伊黒さん。伊黒さんに感謝しかないわ」



私さっきから伊黒さんに有り難うっていっぱい言ってるね。



「不安を溜め込むな。いつでも相談しろ。胡蝶や………俺に………な」

「はい！！」




伊黒さんは再び口を開けた。





「俺はお前の笑ってる方が……その…好きだな」






時季囲炉裏side







「俺はお前の笑ってる方が……その…好きだな」



と甘露寺さんに言った伊黒さん。


え。え。え？


蜘蛛追っかけてどっかいっちゃって戻ったらこれ、戻っていいの？

つか戻りにくい雰囲気…………えええええええええええどうしろって云うんだ誰か私を助けろ。







ーーーーーーー



毎度出てくる作者だよ

うえい


伊黒さんの口調って難しくない？

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