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夏霞 ページ19
午前4時。
空が淡く明るくなり始めた時間。
結局気になりすぎて眠りに付けなかった俺は
直接聞いて確かめるべく海へ向かうことにした。
そろりと布団を抜け出す。
木造の古い日本家屋は木の軋む音がよく響く。
サンダルを履いて静かに引き戸を開ける。
深い息をついた。田舎の早朝の空気は特に美味い。
空は明るくなり始めているがまだ太陽は出ておらず、
建物や木は黒い影となっていた。
海に向かう途中、猫に会った。
海に近づくにつれ、俺の歩幅は小さくなっていった。
浜辺へ繋がる階段を降りる。
Aは倒木に腰掛けて海を眺めていた。
「お前…何でいるんだよ…」
「えっ勝己くん？なんでこんな時間に」
「昨日納骨堂でお前の写真を見つけた。」
強い風に吹かれる。
太陽が昇った。
逆光と髪の毛に邪魔され、Aの顔が見えない。
お前は今、どんな顔をしているのか。
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レナ(プロフ) - 凄い気になります！更新お願いします！！ (8月29日 15時) (
レス) @page18 id: f9e6be770b (このIDを非表示/違反報告)
小川優(プロフ) - めっちゃ気になる!てか、田舎の描写良すぎますね?!更新待ってます! (2022年8月12日 0時) (レス) @page18 id: 43275f8478 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：円 | 作成日時：2021年12月25日 23時
