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水中花 ページ15
「じゃ、私こっちだから！じゃあね！」
「ん」
互いの家の分かれ道で分かれる。
ちょっと歩いて振り向くとお前は絶対まだ居る。
ニコニコと屈託の無い笑顔で手を振っているのだ。
「いつ迄も見てんじゃねーよはよ帰れや」
「見送ったら帰るよ」
譲らなそうだったので渋々見送りを受けながら帰った。
「たでーま」
「遅かったじゃない。このままお墓参りに行くわよ。」
「ハア？またかよ」
墓参り大好きかよ。
とブツクサ言っていると婆ちゃんが説明してきた。
「留守参りと言ってね、御先祖様が留守の間に
お墓を綺麗にしとくんだよ。」
フーン。
少し陽が傾き始めた時間帯。
墓に向かう為に再び外に出る。
相変わらず蒸し暑いし蝉は五月蝿い。
昨日はあんなに賑わっていた寺は今日は閑散としていた。
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レナ(プロフ) - 凄い気になります！更新お願いします！！ (8月29日 15時) (
レス) @page18 id: f9e6be770b (このIDを非表示/違反報告)
小川優(プロフ) - めっちゃ気になる!てか、田舎の描写良すぎますね?!更新待ってます! (2022年8月12日 0時) (レス) @page18 id: 43275f8478 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：円 | 作成日時：2021年12月25日 23時
