ブックカフェの情報屋 2巻 【降谷 零・安室 透】

☆最終話 ページ37

「お墓参りなんて久しぶりだね」

「あぁ、俺もアイツらの墓にはあまり行かないようにしてたから」

警察学校時代の同期

松田陣平

荻原研二

諸伏景光

伊達航

みんなのお墓参りに零と一緒にやってきた

みんなと誓ったあの約束を新しい1歩を進むまえに再確認するために

「みんなで日本守ってくって誓ったもんね」

「あぁ、そうだな」

「これからは私がみんなの分まで守っていくから」

だから、もう少しだけ私たちのことを見守っていてください

そう思った瞬間にふわっと暖かい風がふいた

「あ･･････ねぇねぇ零、今みんなから頑張れってエール貰った気がする！」

「そうだな･･････なぁ、A」

「ん？」

「俺をおいていなくなるなよ」

零は空を見上げながら淡々という

おいていなくなるなんてこと絶対ないとは言いきれないけど、私の気持ちはわかっているはず

「当たり前。だから零も･･････私をおいていなくならないでね」

「もちろん。一生守り抜くよ」

「私だって守ってみせるよ」

2人で微笑みながらキスを交わす

永遠の約束を胸に刻みながら─────

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