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★第71話 ページ31

目の前で彼女の体が静かに横たわった

また、大切なものを目の前で失うのか・・・?

もう、こんな思いをしないように毎日毎日鍛えてきたはずなのに

まだまだ足りないのか・・・?

「降谷くん、落ち着け!彼女はまだ───」

「黙れ!」

フォローなんていらない

あの時強くなるって決めたんだ

なのに、また守らなかった

「新城 真翔・・・・・・!許さないっ・・・・・・!」

「あぁ、やっと本気をだすのか・・・・・・だけど、手遅れのようだな・・・」

「何を言って──っ!?」

大きな爆発音とともに地面が激しく揺れる

そして耳元に聞こえる部下の焦り声

【降谷さん!建物が爆破されました!急ぎ撤退を!!】

「・・・あぁ、わかった。だが!ある男を仕留めてからな」

「まだやる気か?・・・だが、こちらにはもう用がない」

「何を言ってる?」

「ジンが上手いことやってくれたからな・・・。もう用はないさ」

さっきまでの殺気はどこへ行ったのやら、柔らかい笑みを浮かべてAを抱き上げる

「君もAも、幸せになってくれ。・・・・・・Aを幸せにしてやってくれ」

1度、ギュッと彼女を抱きしめるとこちら側に歩いてきて俺の近くにAを横たわらせる

「・・・・・・何が目的だ」

「目的・・・?それはもう達成したさ」

【降谷さん!早く!建物が崩れます!!】

「俺はジンに恩があるからな・・・・・・。君とは敵でい続けなければならない。けど、妹は無関係にしてやりたかったんだ」

「それがお前の・・・・・・」

「さぁ、早くAと脱出しろ。そこの扉を開けて真っ直ぐ進めば出口だ」

☆第72話→←☆第70話



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シノ(プロフ) - 明里香さん» 第1巻から最後まで読んで頂きありがとうございます。ご指摘して頂いた所は修正致しました。ありがとうございます! (2019年3月8日 23時) (レス) id: 65e670836d (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 最終話に誤字がありました。「室伏」ではなく、「諸伏」です。 (2019年3月8日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 48話に名前変換出来ていない箇所があります。 (2019年3月8日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シノ | 作成日時:2018年5月19日 19時

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