☆第44話 ページ4
「A･･･聞きたいことがあるんだが･･･」
「ん？改まってどうしたの」
「俺はAと珠希さんの約束で守られているのか？」
「えっ･･････？」
どうして零がそのことを知っているの？
「もしかして、姉さんに･･･会ったの？」
「あぁ、彼女はルシアンだと名乗っていた。そして俺と真翔さんを戦わせた張本人でもある」
真翔の方を見ると静かに頷いた
たしかに零は真翔にやられただろう傷がたくさんあるし、真翔は肩に包帯を巻いていた
「姉さんが･･････」
「A、頼む。教えてくれないか？その約束を」
ずっと隠し通せるわけない･･････か
「姉さんが叔父様を裏切っているのも知っていた。でも･･････零を人質に取られたら従うしかなかった･･･」
「俺を人質に･･････？」
「姉さんは零が組織に潜入した時から公安警察だと見破っていた。私さえ言うことを聞けばジンたちには言わないでくれるって言ったの」
俺が組織に潜入したときからAは珠希さんの言いなりだったのか
「私は記憶を無くしていたけど、大事な人はお兄ちゃんだけだった。でも警察学校に入ってからは零やみんなが大切な人になった」
警察学校の同期たちが次々といなくなっていくとさらに零を失うことが怖かった
「私は守られるだけのヒロインにはなりたくない。私もあなたを守りたかったの･･･お願い、怒らないで？」
「･･････俺のために･･･ありがとうな･･･」
「零の力になることができてるかな？」
「あぁ、充分だよ」
「あなたが守りたいものを私も守りたい、だから最後までやり通すよ。何かを犠牲にしても」
私が憧れた、最後まで突き通そうとするあなたの姿
絶対に失いたくない最愛の人
どれだけ罪人になったとしても、抱きしめてくれるこの腕を、このぬくもりを離したくない
「私は最後まで･･･」
「あぁ、そうだな。これから大変になるだろうが･･･最後まで付き合ってくれよ？恋人さん？」
「･･･！望むところよ」
「ん、んんっ。微力ながら私もお手伝い致しますよ？」
黒い笑みを真翔に向けられる
これは完全にふたりの世界に入るなって目で圧をかけてきてる
うーん、せっかくいい雰囲気だったのにね？
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シノ(プロフ) - 明里香さん» 第1巻から最後まで読んで頂きありがとうございます。ご指摘して頂いた所は修正致しました。ありがとうございます！ (2019年3月8日 23時) (
レス) id: 65e670836d (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 最終話に誤字がありました。「室伏」ではなく、「諸伏」です。 (2019年3月8日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 48話に名前変換出来ていない箇所があります。 (2019年3月8日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シノ | 作成日時：2018年5月19日 19時
