ブックカフェの情報屋 2巻 【降谷 零・安室 透】

★第58話 ページ18

「それで、僕に用とは？」

車の助手席にベルモットを乗せて走ること数分、俺は早速本題を聞くべく切り出した

「あなた、ルシアンとは面識がある？」

「コードーネームを聞いたことがあるだけでけで面識はないですね」

まぁ、本当はあるのだが自ら墓穴を掘る必要もないだろう

「そう･･････」

「そのルシアンが僕と何か関係があるのですか？」

「今度の大掛かりの作戦でジンにルシアンがバーボンと組ませてほしいと直訴したらしいのよ」

「へぇ･･････」

珠希さんは何を企んでいる？

面識がないことになっている俺と組みたいなんて言い出したらジンにも疑われるに決まっているのに

「不思議な方ですね」

それに今回は警察との戦いになる作戦だ

もちろんこの機会を狙って作戦も立ててきた

今も俺が不在の中、作戦を決行すべく動き回っているだろう

だが、何か嫌な予感がする

これは後でAやあちら側にも情報を共有しなければな

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