検索窓
今日:3 hit、昨日:20 hit、合計:36,976 hit

★第42話 ページ2

「ふる・・・・・・いえ、安室様」

「・・・?なんですか?」

「少々昔話をしてもよろしいでしょうか?もちろん聞き流してくれて構いません」

「えぇ、話してください」

「A様は小さい頃に両親が亡くなり唯一血が継っている兄とある施設にいました。その施設は暗殺者を育成する施設で、2人とも暗殺者としての訓練を受けて育っていました。

ある夜、その施設は原因不明の火事に襲われました

2人が目を覚ましたときにはもう火の海で兄は自らを犠牲にして建物が崩れる前にA様を窓から外へと逃がしました

A様は外にいた大人達に助けられましたが火の回りの速い建物の中に残った兄を助けることが出来ませんでした

病院に運ばれて目を覚ましたA様はトラウマからか、自分の名前以外の記憶を失っていました

そんなA様を遠い親戚であるA夫婦が養子にしたのです

A様は記憶を失っていても暗殺者として育てられていたときのことを体で覚えていてありとあらゆる面で優秀でした

A夫婦や稲熊叔父様はそんなA様に注目するようになり、珠希様はA様と比べられることが多くなりました

そんな時、稲熊叔父様は2人にあの組織のスパイとして潜入してほしいと頼みました」

「Aもあの組織に所属していたんですか?」

「いえ、A様は警察学校へ行くからといって叔父様に断っていました。なので珠希様のみがあの組織に潜入していました

警察学校を卒業してからは何故かブックカフェを開くといい、それと同時に裏の情報屋として働き始めました」

「Aとあの組織は無関係に聞こえますけど・・・?」

「えぇ、無関係のはずでした。珠希様の仰っていた約束がなければ。」

「その約束とは・・・?」

「私にもわかりません」

「そうですか・・・」

その約束で俺がAに守られている?

早く本人から聞かないと

俺のためにAは苦しんでいるのか・・・?

☆第43話→←☆第41話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (54 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
483人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

シノ(プロフ) - 明里香さん» 第1巻から最後まで読んで頂きありがとうございます。ご指摘して頂いた所は修正致しました。ありがとうございます! (2019年3月8日 23時) (レス) id: 65e670836d (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 最終話に誤字がありました。「室伏」ではなく、「諸伏」です。 (2019年3月8日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 48話に名前変換出来ていない箇所があります。 (2019年3月8日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:シノ | 作成日時:2018年5月19日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。