ブックカフェの情報屋【降谷零・安室透】

★第9話 ページ9

スーパーでAと別れてからベルモットと約束の場所へ向かう

また任務だろうか

車を止めて待つこと数分、ドアが開いてベルモットが乗ってきた

「ハーイ、バーボン」

「今日はどのような要件で？」

「ボスから任務を預かってきたわ」

ベルモットの話によるとある企業のデータを潰してほしいとのこと

「そんなに組織にとって重要なんですか？そのデータ」

「なんでもボスのお気に入りでジンの腹心のルシアンのことを調べてるんだとか」

「ジンの腹心ですか · · ·。会ってみたいですね」

「無理ね。ルシアンと会えるのは組織のほうでも限られてるのよ。私も2回くらいしかあったことないわ」

ジンの腹心でボスのお気に入り

どんな人物か知らないがその情報をこちらにも渡してほしいくらいだ

「組織でも知られてないような情報をよく調べましたね、その企業」

「何か繋がりでもあるんじゃない？そこまで重要な情報じゃないと思うわ。今度、その企業のパーティがあるらしいからその間に済ましちゃって」

「わかりましたよ」

ベルモットが車から降りていって姿が見えないのを確認してからスマホをいじる

Aならルシアンのことを知っているだろうか

この時はあんなことになるとはまだ知らずに帰路についた

☆第10話→←☆第8話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す