★第5話 ページ5
彼女から台所を借りて夜ご飯を作る
それにしてもブックカフェの地下にBARがあるとは初めて知った時は驚いたものだ
彼女は庶民だと言い張っているが、実はいい所のお嬢様なのではないかと疑う
「相変わらず料理がお上手で」
「Aさんもお上手ですよ」
「私より上手い人に言われてもお世辞にしか聞こえない」
彼女は毒づくことが多いし、ハニートラップ的なことも上手く躱す
さっきだってわざわざ耳元で囁いたのに顔色ひとつ変えずに「そろそろ夜ご飯作って」と言い放ったのだ
「だから僕と飲む時はいつも料理を作らされるんですか？」
「そゆこと」
「影では僕を抜かそうと努力しているんでしょう？」
「なっ！！」
図星だといわんばかりに顔が赤くなる
こういうところは可愛いなと思う
「相変わらず負けず嫌いですね」
「· · ·うるさい」
「そういえば、例のアレの件、まだきいてませんでしたね」
「あぁ、沖矢昴さんのことね？」
彼女に探り屋として沖矢昴について調べてもらっていた
彼のことが分かれば少しは奴についての調査が進みやすいだろう
「彼は· · · · · ·東都大学大学院工学部博士課程に籍を置く27歳。今は工藤邸に居候しているみたいね。はっきり言って私の好みの男ね」
「· · · · · ·は？」
今、こいつ
最後に私の好みの男って言った？
「ちょっと待てください？彼が、Aさんの好みってことですか？」
「え？なんか変なこと言った？」
キョトンと首を傾げるAさん
「彼が赤井秀一かもしれないんですよ？」
「え？安室くんが恨みあるだけで、私には無関係だよね？」
「好みってどの当たりが？」
「ん〜直感？でも年下なんだよね〜」
彼女はビックリするくらい直感で動く人間で自分のことは結構適当な所がある
それに、急に出てきた(仮の)赤井秀一に易々と横取りされていい気はしない
「僕じゃダメなんですか？沖矢昴より僕のほうがAさんのこと知ってますよ」
「安室 透とは付き合わない。これは決定事項」
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シノ(プロフ) - 明里香さん» ご指摘ありがとうございます！！すべて修正しました！ (2019年3月8日 22時) (
レス) id: 65e670836d (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 25話にも名前変換出来ていない箇所があります。また、叔父との続柄は孫ではなく姪です。 (2019年3月8日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 19話にも名前変換出来ていない箇所があります。 (2019年3月8日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 17話に名前変換出来ていない箇所があります。 (2019年3月8日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
シノ(プロフ) - レモンさん» はじめまして！返信遅くなって申し訳ありません！コメありがとうございます！これからも楽しんで貰えるよう頑張っていきます！！ (2019年2月11日 21時) (レス) id: 65e670836d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シノ | 作成日時：2018年4月16日 0時
