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★第39話 ページ39

彼女は俺の正体を知っている

もしかしたらジン達にも伝わっているかもしれない

そう思うと背筋にゾワッと悪寒が走った

だけど、彼女は意外な言葉を放った

「でも、Aに免じて許してあげるわ。もちろんジン達も知らないわ」

Aに免じて許すだと?

裏切りを許さないジンの腹心である彼女が俺のことを易々と見逃すなんてありえない

「ねぇ、バーボン。Aは何故色々な情報を持っていると思う?」

「それは、彼女が情報屋だからだろう?」

「それもそうだけど・・・特別に教えてあげるわ。あなたがノックだとバレていないのはAのおかげなのよ」

「・・・どういうことだ」

「あの子は裏の情報を全て管理して私達の都合のいい様に流している。私との約束でね」

「約束・・・・・・。」

Aが俺のために組織に協力している?

「何故、叔父様を・・・裏切ったのですか・・・・・・」

真翔さんの問いに珠希さんは眉をひそめる

「Aが養子に来てからみんな優れているAのことばっかり。ジンだけが私のことを認めてくれた・・・・・・それだけよ」

彼女はこちらに背を向けて歩き始める

そして不意にこちらに振り向き不敵に笑うと

「2人とも無事に脱出してよね。私を退屈させないためにも・・・・・・ね?」

と言って出ていった

彼女の言っている意味がよくわからないが、とにかく今は真翔さんだ

「真翔さん大丈夫ですか!?」

「安室・・・様・・・・・・いえ、降谷様・・・・・・・・・申し訳ございませんでした・・・・・・まさかあの組織のスパイとは思いも・・・・・・」

「いえ、別にいいんですよ。それより早くここから出て手当しなければ」

肩を貸して立ち上がって扉に向かって歩き始めると真翔さんは力なく笑い

「あなたを排除しなくて・・・・・・よかった・・・」

「真翔さん・・・・・・」

すると突然、火災報知器が鳴り響いた

「火事・・・!?」

「降谷様、ここから出るのは危険です。きっと上は火の海です」

「では、どこから?」

「この地下の部屋は違うところに繋がっている通路があるのです、そこから脱出しましょう」

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設定タグ:名探偵コナン , 安室透 , 降谷零   
作品ジャンル:恋愛
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シノ(プロフ) - 明里香さん» ご指摘ありがとうございます!!すべて修正しました! (2019年3月8日 22時) (レス) id: 65e670836d (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 25話にも名前変換出来ていない箇所があります。また、叔父との続柄は孫ではなく姪です。 (2019年3月8日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 19話にも名前変換出来ていない箇所があります。 (2019年3月8日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 17話に名前変換出来ていない箇所があります。 (2019年3月8日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
シノ(プロフ) - レモンさん» はじめまして!返信遅くなって申し訳ありません!コメありがとうございます!これからも楽しんで貰えるよう頑張っていきます!! (2019年2月11日 21時) (レス) id: 65e670836d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シノ | 作成日時:2018年4月16日 0時

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