★第26話 ページ26
「安室さーん」
事務室でお昼休憩を取っていると梓さんがひょっこり現れた
「どうしましたか？もしかして混んできましたか」
混んできたのなら梓さんだけではまわしきれないはずだ
手伝いをしようと立ち上がれば梓さんは慌てて否定した
「違うんです、安室さんに用があるって言うお客さんが来ていて･･･」
「僕にですか？」
事務室から出てお店のフロアのほうを見ると見覚えのある男性が目に入った
「あの方なんですけど･･･」
梓さんも同じ方を指さす
「僕の知り合いです。少し話してきてもいいですか？」
「お昼休憩中ですし、ごゆっくり」
彼の方に歩いていくとこちらに気づいたらしく顔を上げた
「休憩中に申し訳ありません、安室様」
「いえ、全然構いませんよ真翔さん。今日はAさんと一緒ではないんですね」
「はい、安室様に用がありましたので私が1人で訪ねました。･･･もしかしてA様も一緒の方が良かったでしょうか？」
ニッコリとこちらをからかうように笑う真翔さん
この人は隙あらばからかってくる
「いえ、真翔さん1人でも構いませんよ。Aさんとはいつでも会えますし」
こちらも笑顔で反撃する
やられっぱなしは性にあわない
Aがいたら2人で黒い笑みを浮かべてなにやってんのと呆れられそうだ
「ところで僕に用事ってなんですか？」
「A様の叔父様が今度パーティーを開かれるので安室様にも招待状を渡しに来ました」
「Aさんの叔父さんまで僕のことご存知なんですね」
「ええ、ご主人様が連絡されたのだとか。元々A様の婚約者も叔父様に紹介してもらう予定でしたので」
「そうなんですね、Aさんの叔父さんってどういう方なんですか」
「稲熊 雅彦ってご存知ですよね？」
「有名な政治家ですね」
「それがA様の叔父様です」
稲熊 雅彦って確かこの前ベルモットから任務のことを聞いた時に次のターゲットだって聞いた
俺はベルモットとパーティーに参加して接触することになってるし
こんなトントン拍子に上手くいくものなのか？
Aにはまだ何も話してないし、今回は協力を得ようだなんて考えてもいなかった
ジン達が動く時点で失敗なんてありえないからだ
「安室様？どうかなさいましたか？」
「あっ･･･いえ･･･。あの、これ友人も誘いたいのですがいいですか」
「えぇ、構いませんよ。叔父様は大人数で楽しくパーティーを開催したい方なので」
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シノ(プロフ) - 明里香さん» ご指摘ありがとうございます！！すべて修正しました！ (2019年3月8日 22時) (
レス) id: 65e670836d (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 25話にも名前変換出来ていない箇所があります。また、叔父との続柄は孫ではなく姪です。 (2019年3月8日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 19話にも名前変換出来ていない箇所があります。 (2019年3月8日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 17話に名前変換出来ていない箇所があります。 (2019年3月8日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
シノ(プロフ) - レモンさん» はじめまして！返信遅くなって申し訳ありません！コメありがとうございます！これからも楽しんで貰えるよう頑張っていきます！！ (2019年2月11日 21時) (レス) id: 65e670836d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シノ | 作成日時：2018年4月16日 0時
