☆第11話 ページ11
「地下に爆弾が仕掛けてあったのか！A！急いで出るぞ」
「出るって！？下の階は火の海だし、ここは3階だよ？」
狼狽える私とは正反対に零は冷静に脱出の準備をしている
絶対、窓から飛び降りる気だ
「私は怪我してもいいけど、零が怪我したら色々困るでしょ！？」
「何言ってるんだ？死ぬほうが致命的だろ」
零は私の腕を引っ張ってそのまま抱き上げると
「しっかり捕まってろよ！」
助走をつけて3階の窓から飛び降りた
浮遊感を感じたその直後にドシンと落ちた
私は零に抱き抱えられていたからほぼ無傷だったけど、零は私の重さ分も痛みを受けたのではないのか
「零！怪我は？生きてる？」
「受け身も取ったし、下が花壇だったから大丈夫だ。とりあえず離れるぞ」
零は私を抱えたまま建物から離れた
「はぁ、何とか無事だな· · ·」
「ありがとう、零」
「Aも素直に礼を言うことがあるんだな」
「一言余計」
それにしても、今回の爆発事件は確実に仕組まれたことだろう
私を消そうとしたのか
ついでにバーボンのことも
「結局、ルシアンの情報はナシか · · · ところでお前は何しに来てたんだよ」
「あの企業に重要な資料が保管してあるから取りに来てただけ」
「まぁ、全てが焼け落ちたからどんなデータが保管してあったか分からずじまいだったけどな」
あのパソコンにデータはほぼ何もなかった
今回の件はただ私たちをおびき出すものだとしたら· · ·？
背中にゾクッと悪寒が走る
零が組織の誰かに疑われている？
「· · ·？どうした？帰るぞ」
「うん · · ·」
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シノ(プロフ) - 明里香さん» ご指摘ありがとうございます！！すべて修正しました！ (2019年3月8日 22時) (
レス) id: 65e670836d (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 25話にも名前変換出来ていない箇所があります。また、叔父との続柄は孫ではなく姪です。 (2019年3月8日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 19話にも名前変換出来ていない箇所があります。 (2019年3月8日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 17話に名前変換出来ていない箇所があります。 (2019年3月8日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
シノ(プロフ) - レモンさん» はじめまして！返信遅くなって申し訳ありません！コメありがとうございます！これからも楽しんで貰えるよう頑張っていきます！！ (2019年2月11日 21時) (レス) id: 65e670836d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シノ | 作成日時：2018年4月16日 0時
