消息不明のアイドルは 10 (ページ19)

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198話ページ19

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部屋につき、私はベッドへ下ろされる

一星｢葵、もしかして昨日フロイが言っていた彼って…｣

『…あの人の事だよ。トウマはね、私が初めて芸能界にデビューした時の相方みたいなものなの

私とトウマの2人のユニットで、アクロバティックなダンスを基本としたチーム…

ずっと長く傍に居たからかな…物心着く頃にはトウマの事好きになってて…

思い切って告白したんだけど、、普通にフラれちゃってね～、、あははは…』

一星｢フラれたって、、でもさっきは…｣

『…普通にフラれただけなら良かったんだけどね、急にその話がネットで拡散されちゃって、、

私がいない時、他のレッスンメンバーとトウマが喋ってる話の内容聞いてビックリしちゃった

私、当時髪の毛がすっごく短くて男の子みたいな髪の毛しててね

｢髪短いし女として見れない｣

｢言葉使いも荒い｣

｢ちょっと女の子扱いしたら分かりやすいくらいに反応してて面白い｣

ってネットに拡散したのもトウマだった。

それからかな、トウマと組んでたタッグは自然消滅。私は今の事務所に入って今のユニットメンバーとアイドルを始めたの』

あの頃はトウマを見返してやろうと、女磨きに必死だったっけ、、

『髪も伸ばして、メイクも覚えて、言葉使いも丁寧に変えて、思えば今の私が出来上がったのはトウマの影響なんだよね』

一星｢……それじゃ、、まさか｣

『アイドルとして生まれ変わった私を見た時に、｢僕のためにこんなに可愛くなってくれたんだよね｣って思われちゃって…

その頃にはとっくにトウマへの想いは吹っ切れててたんだけど、2年前くらいから今みたいに変に言い寄られてて……』

今ではただの、変態ストーカーだよ、、

一星｢そう、、だったんだ…｣

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