消息不明のアイドルは 6

111話 ページ11

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『なんでこんなことに…』



肩を落として、がっくりと項垂れる




｢結構似合ってるじゃん｣


グイッと引かれ、そのまま後ろに倒れるとなにかに受け止められた



『……ハオくん』


ハオ｢さすがモデル出身。どんな服でも着こなすね｣



ロリータをペラリとめくる

所謂スカート捲り。




『なにしてるの？ハオくん』


ハオ｢いや、下ってどーなってるのかなって。パンツじゃないんだ｣



『ドロワーズって言うんだよ。スカートの下に履く見えてもいいズボンなの、、って言うか、離して』



ペシンとハオくんの手を払い除ける



ハオ｢冷たいなぁ、旦那だよ僕｣


『いつから私はハオくんと結婚することになったの！！？

とにかく、私はマネージャー業務しかしないからね！！』



趟｢無理やり連れてきてしまってすみませ〜ん、やっぱりご機嫌ななめですねぇ、葵ちゃん｣




稲森｢それじゃあ、監督は本当に俺たちの敵になったんですか？｣


趟｢ええ。アジア予選の最終戦で日本と中国が対戦することが決まった時から、準備を進めていたのです｣


ハオ｢親分と俺はこれまで、中国代表を勝利に導くために、1番近くからお前たちを調査していたのさ｣



挑戦的な口ぶりは、李子文の時とキャラがまるで変わっていた



ハオ｢親分、俺たちは全力でイナズマジャパンを叩き潰しますよ｣


趟｢構いません、思う存分やっちゃってください｣




この試合は、オリオン財団の息がかかっていない、本当の意味での真剣勝負だ


趟｢我々中国代表が、貴方たちを、踏み台にして世界に行きますよ。｣






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