消息不明のアイドルは 5 (ページ7)

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87話ページ7

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｢調子に乗るな！！レッドホットチリ･メテオ！！｣

再び、お兄ちゃんを赤々とした隕石が襲う

けれど

『……もう、大丈夫かな』

お兄ちゃんは怯むことなく、隕石の元へと走り込んでいく

一星｢一見ランダムに見えるが、隕石の落下には法則性がある｣

1度見た技を、光兄が分析出来ないはずがない

黒煙を割って突き進んでいく

さ、私も動かなきゃ

光兄の目の前に残るのはGKただ1人

しかし、左右から寄せてくるDFも居た

シュートのモーションで相手の意識を充分に引き付けてから

真上へと蹴りあげる

『ナイスパス、光兄』

光兄の真上に高く飛んでいた私にボールが渡る

『月下･閃光弾！！！』

上空で体をひねり、ゴールへとたたき落とす

光兄の動きに気を取られていたGKは、虚をつかれそのシュートは大きくゴールネットに突き刺さった

それと同時に試合終了の笛がなった

ーーー

side 一星

一星｢…ﾊｧ、、ﾊｧ…｣

肩で息をする俺の元へ、葵が飛びついてきた

一星｢わ、、あおい…｣

『光兄…っ！！！』

勢いをつけて飛びついた葵をを支えきれず、そのまま後ろに尻もちをつく

一星｢あ、葵…｣

『よかったぁぁ……光兄に戻ってよかったぁぁ…っ』

さっきの力強いシュート打った時とは変わって、弱々しい力で抱きしめる葵

一星｢心配かけてごめん、、だけど、、これからは一緒だから……兄ちゃんと葵と俺、3人でチームだから…葵も俺のことを救ってくれてありがとう…｣

ボロボロと涙を零す葵

全く、、泣き虫なのは変わらない

俺のかわいい双子の妹だ

ーーー

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