消息不明のアイドルは (ページ21)

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20話ページ21

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あれから、特に何も無く(鬼道さんは不機嫌オーラ満載だけど)夕飯を終えて片付けを終えてから自室に戻った

『風呂でも入ろうかな…』

ーｺﾝｺﾝ

こんな時間に、、誰だろう

ドアを開けると、あの人が立っていた

あの人、、一星充。

私の……

．

一星｢ちょっと、いい？｣

『え…あ、、うん』

私の部屋に入ってくると、ドアを閉めて鍵をかける音がした

一星｢葵…｣

『ぇ…』

名前を呼ばれた瞬間、右手首を捕んで引き寄せられその場で強い力で抱きしめられた

一星｢葵…葵、、｣

バレた…

この人に……

お兄ちゃんに、、バレてた…

『ぇ、、あ…』

一星｢生きてて、、良かった！……もう、会えないかと思った、、葵！｣

より一層、抱きしめる力を強くするお兄ちゃん

そうだ、私…世間じゃ消息不明になってるんだ

ニュース、、見たんだ

『お兄ちゃん……あのね、』

一星｢葵…もう、、絶対俺から離れないでくれ、、絶対だ、、｣

そう言うお兄ちゃんの腕は

微かに震えていた

(言えない……言わなきゃいけないのに…)

(もう、、こんな事止めてって)

なにが自分に出来ることはやっていこうだよ

何も出来ないじゃないか

いざとなると声も出せないなんて、、

私の弱虫

、、

握った拳に、爪がくい込んだ

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さて、ここで

第1章は終わりです

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