12話 ページ13
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ソクがペクの服を掴むと、露になる肩
その右肩には 見覚えのある オリオンの刻印
『…!あれは』
勢いよくベンチから立ち上がる
神門「星野くん…?」
大谷「星野くん どうしたの?」
『………っ』
間違いない…あの黒印は
オリオンの使徒である 証
久遠「星野」
『…っ!………ぁ、久遠…コーチ…』
久遠コーチの呼びかけに
我に返る
趟「さっきの事で気が動転しているのでしょう、一星くん 彼を医務室まで連れて行ってあげてください」
え…どうして
一星「あ、はい!」
ーーー
in 医務室
『ごめんなさい…試合中なのに…迷惑かけてしまって…』
一星「いや、いいよ。星野くんのこと、なんだかほっとけなかったし」
星野くん……か
一星「具合はどう?少し落ち着いた?」
『…はい、さっきよりかはだいぶマシです…』
あぁ、本当はもっとちゃんと顔を見てお話したかったのに…
『………』
出来ない
一星「そう、それじゃ 行くね」
『ぇ、ぁ……』
一星「ん?なに?」
冷たい目が 自分を捉える
あ…ダメだ
『あ、えっと……頑張って ください…』
一星「ん、ありがとう」
意気地無し…
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作者名:潮田 さとう | 作成日時:2019年7月3日 18時