* 可 愛 い 系 男 子 の 脱 獄 *

にわ ページ3

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みんなへの自己紹介も終わり、僕は1人ハウスの中を探検していた




ここが、トイレで…ここが、食堂…だね

建物の作りは前のハウスとさほど変わらないし、これなら直ぐに覚えられそう




『あ、図書館だ……』



なんか面白い絵本無いかなぁ…

ガチャっと重たいドアを開けると、前のハウスとは比べ物にならないくらい多い本が沢山並んでいた


『わぁ…っ 本がいっぱい…！！』



手に取るとどれもこれも古く、本への興味が湧き上がる


あ、でもこっちの方はホコリ被ってないから読まれてる本かぁ〜…



ーｸﾞﾗｯ


『ん？』


ーﾎﾞｽｯ



『ピギャッ』





硬いものが上から落ちて頭にクリーンヒットする

何この本、なんで落ちてきたわけぇ……？




『いったぁ……』



何この分厚い本……
ホコリを払い、本に目をやる



『“ウーゴの冒険記”……？』


面白そう…今日はこれを読もう

この1冊だけを手に取り、椅子に腰をかけて本を広げる




この本、古すぎてページめくる度にホコリがまう


『うぇ、ｹﾞﾎｯ…ｹﾞﾎｯ』



ホコリやば…

窓開けよう……






ーｷｲｯ



｢やぁ｣





窓を開けようとしたら、ドア前にニッコリと笑うノーマンが立っていた



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