22話 ページ23
．
「ねぇ、今玲王様 Aって…」
「もしかしてガチで付き合ってんの？二股！？」
「聞き間違いじゃないよね」
「ぁ…っ」
うわちゃーーー…
今度はホントのホントにやりやがった
本人も(やっちまったー……)って顔してる
『……平気。躓いて転けただけだから。』
伸ばされた手を借りて立ち上がる
「え、待って？玲王様と西野さんってどういう関係？」
「めちゃくちゃ仲良くない？ねぇ、なんで？」
「意味わかんないんだけど」
「……コイツこかしたの、アンタら？」
「えっ」
『え゛っ』
1呼吸置いた御影くんが、スっと私の足を引っ掛けて来た女子を睨んだ
……なるほど、見られちゃってたか
「え、、あ…えっと、なんのこと？玲王様」
動揺しすぎて声が裏返っちゃってる
この反応じゃ、「そうです、私がやりました」と言ってるようなもんだ
「ちょっと玲王様、うちらがそんなコトするわけないじゃん？」
「疑うとか…ひ、ひどいなぁー？」
下がった眉に 引きつった口元
手を後ろで組んで、そわそわと落ち着かない様子
なるほど、、
嘘がヘタな人の嘘をつく演技はこうすればいのか
……ふむ。
「こらA。違うこと考えてんだろ」
『はっ』
やばい、今 私と御影くんの仲がバレかけてるんだった
危ない危ない、トリップしちゃうとこだった
．
「つーか、別にこかしたとかどうでもいいんだけどさ。俺の幼馴染 あんま虐めないでくんね」
あーあ、言っちゃった。
．
．
ちょっと待て
こかしたとかどうでもいいって、まぁまぁ酷くないか？
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続く (更新停止中)
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彩華(プロフ) - 初めまして！イナイレの夢小説の時から読まさせて頂いております。作者様の小説は以前から程よい感じの恋愛小説ですのでとても私の好みにハマって読みやすいです。お忙しいとは思いますがこれからも更新頑張ってくださいね。 (7月3日 1時) (
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作者名：潮田 さとう
| 作成日時：2023年6月27日 3時
