検索窓
今日:19 hit、昨日:7 hit、合計:17,590 hit

1話 ページ1









「きゃあああ♡」

「玲王さまが1番かっこいいと思ってたけど 最近凪くんかっこいいよね!!」

「え、わかるー!」





私の前の席に座る長身の男の子、凪くんは最近 サッカーを始めて 女子生徒にめちゃくちゃモテるようになった。


つい最近まで 喋ったら呪われるだの、万年寝太郎だの言われて 周りに人は居なかったのに 今では凪くんの席の周りは女子に囲まれている




…どうしよう、私 退いた方がいいのかな

私の机に お尻を乗っけてる人も居るし、ちょいちょい「この子どかないかなー」みたいな目で見てくるし




私の苗字が西野だから、必然的にこの人の後ろの席になるんだよね

先生に言って前の方に変えてもらおうかな






「…もぉ、、なに……」




机で寝ていた凪くんが、周りの声に起こされて不満そうな声を出した。


……すんごい 嫌そう。ていうか、めちゃくちゃ迷惑がってる





「ねぇねぇ、凪くんは 好きな女の子とかいないのー?」

「好きなタイプとかさぁ、付き合ってる人とかぁ!」

「居ないんだったらさぁ、私 立候補しちゃおっかな〜」

「あ、ずるい私も!」





…すごい、本人そっちのけで恋バナが成り立ってる

ご愁傷さま、凪くん。



私は図書室にでも避難しよう。





「……好きな子…、、あ。この人。」



カタン、と席を立った瞬間

前を向いていた凪くんが 何故か私の方を向いて ピッと指をさしていた











「………西野サン。」




『………………………んぇ?』














2話→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (54 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
171人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

彩華(プロフ) - 初めまして!イナイレの夢小説の時から読まさせて頂いております。作者様の小説は以前から程よい感じの恋愛小説ですのでとても私の好みにハマって読みやすいです。お忙しいとは思いますがこれからも更新頑張ってくださいね。 (7月3日 1時) (レス) @page14 id: 2b870d0ab1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:潮田 さとう | 作成日時:2023年6月27日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。