愛されたい系悪女VSクールビューティ

12話 ページ13

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⚠️不穏な空気になるので読むの注意です⚠️



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姫宮さん、なんか顔色悪い？




「姫宮ー。オレにもちょーだい」

「え、あ……っうん！ はい、どうぞ♡」



マイキーに話しかけられると、パッと可愛らしい笑顔を向けた。

見間違えとか、気のせいじゃないよね





「お、んまい♡」

「ほ、ほんとぉ！？」




「うん。姫宮って菓子作んの上手いんだな〜。Aは料理すらマトモに出来ねぇーかんな！あはは！」




「……」

「……」

「……」


．



．






この、アホマイキー…



姫宮さんから相談を受けていた私はもちろん、何となく姫宮さんの片思いを感じ取っていたエマとヒナも マイキーから気まずそうに目を逸らしていた



(ちょっと、お宅のお兄さんどうにかなんないの？)


(比べるのは良くないね…)


(マイキーは女の好意には超絶鈍感なの、Aがよく知ってるでしょ？)





マイキーよ。


恋愛経験があまりない私でも分かるよ。

素直に「美味い」と だけ褒めていれば言いものの、なんでそこで私の名前を出して挙句に比べるんだよ



姫宮さんの顔色が悪くなったのは、私たちの事を名前で呼ぶくせに、姫宮さんのことは苗字で呼び捨てしたから。

挙句の果てに私と比べられて、それを楽しそうに話すもんだから余計に傷ついている






『私、マイキーのそういう無神経なとこ嫌い』



「はぁ？」



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