隣のジュリエッタ 2 (ページ8)

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47話ページ8

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『お母さん、いってきまーす』

｢行ってらっしゃい、気をつけてね｣

学校に行くの、憂鬱すぎる…

一気に知名度が上がるって、考えもしなくてまだ全然実感が湧かない。

玄関のドアを空ければ、丁度タイミング良く愛蔵くんが出てきた

『お、おはよう……ございます、、』

｢……はよ｣

ぶっきらぼうではあるけれど、挨拶は交わしてくれるんだよなぁ

『あ、あの……！！』

そうだ。

この前助けてもらったからお礼を言わなきゃ……！！

｢……たよ。｣

『ん？』

｢、見たよ、動画。お前、ダンス出来るんだな｣

『あ、昔習ってたので……見てくれてありがとうございます…』

｢へぇ。お前、どんくさそうだから運動音痴って思ってたわ｣

『んな！！？』

この前までは優しい人って思ってたのに！！

なんて失礼な！

｢あれから、どうなの。……ストーカーとか、、｣

『あ、、平気です……』

｢そっか。｣

かと思ったら、心配してくれる

『…………怒って、ないんですか？』

｢は？なんで？｣

『いや、その…………理由はどうであれ、、この前勇次郎くんと……居たから、、その時…怒ってたように見えたから……』

この前、と言うのはダンスのレッスン日

勇次郎くんと出くわした日だ。

あの時、勇次郎くんを探しに来た愛蔵くんは、どこか不機嫌で怒ってたように見えた。

｢あー。あれか。勇次郎から聞いたけど、アイツから声掛けに行ったんだろ？怒ってねーよ、別に。｣

『そ……ですか、、』

｢とりあえず、気をつけろよ。お前｣

『あ、はい……！』

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