隣のジュリエッタ 2 (ページ19)

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58話ページ19

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『……て、、ことがあって……』

｢お前、そりゃマリンさんがキレるだろ｣

一通り話し終えると、冷静な意見がグサッと刺さった。

『えぇ！！？愛蔵くんはマリンちゃんの味方するんですか！！？』

｢味方っつーより、お前マリンさんが姫プリ辞めた理由本人から聞いたんだろ？

俺らもあのグループと何度か共演したことあるからなんとなく勘づいてはいるけどさぁ

ぶっちゃけ、他メンがアイドルとしてプライドもやる気もない様な奴らだったから辞めたろ？？

今のお前と、他メン一緒じゃねぇか｣

『え、、』

｢だって、お前はマリンさんがステージに立ちたいって言うから一緒に立つって考えなんだろ？？

お前自身の考えは何も無いじゃん。
ってことは、ステージに経つ覚悟もやる気も無いって思われても仕方ねぇだろ。

それに、いくらダンス上手くても、歌が上手くてもそんな軽い気持ちなら、隣で踊られたくもねぇよ｣

『ぁ、、、』

そうだ

マリンちゃんは本気でアイドルを目指しているからこそ、姫プリを、抜けて自分が思うままに活動しているんだ

いくら誘われた身だからと言って、こんな軽い気持ちでステージに立っていいわけない

『……わたし、なんか恥ずかしい……カッコ悪いなぁ…………』

半ば半分、マリンちゃんにいいように言いくるめられて始めた動画投稿

最初は嫌だったのに、隣で踊るのも歌うのもすごく楽しかった

きっと私、マリンちゃんの隣で

歌って踊りたいんだ……

『マリンちゃんに謝ってきます』

｢おー｣

『……話聞いてくれて、ありがとうございます、、この事、勇次郎くんには言わないでくださいね……！！

こんな恥ずかしくてカッコ悪くて情けない所知られたくないので！！！』

｢言わねーよ｣

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